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25年卒大学生の6割超「就職後の副業」を検討、マイナビ調べ

 マイナビは2024年7月8日、「マイナビ2025年卒大学生活動実態調査(6月)」の結果を発表した。2025年卒業予定の学生の6月末時点での内々定率は81.7%。就職後の副業の理由は「自由資金の確保」「生計維持」など、金銭的理由が上位となった。

生活・健康 大学生
マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(6月)
  • マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(6月)
  • 内々定保有率の推移
  • 未内々定者:今後の活動の方向性
  • 入社後の配属(職種・勤務地)に関する考え
  • 就職後の収入と生活についての現状のイメージ
  • 就職後の副業に関する考え
  • 副業を検討している学生:副業を行いたいと思う理由

 マイナビは2024年7月8日、「マイナビ2025年卒大学生活動実態調査(6月)」の結果を発表した。2025年卒業予定の学生の6月末時点での内々定率は81.7%。就職後の副業の理由は「自由資金の確保」「生計維持」など、金銭的理由が上位となった。

 「マイナビ2025年卒大学生活動実態調査(6月)」は、2025年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した。調査期間は2024年6月25日~30日。有効回答数は3,808名(文系男子780名、文系女子1,494名、理系男子819名、理系女子715名)。

 2025年卒業予定の学生の6月末時点での内々定率は81.7%(前年比2.2ポイント増)となった。未内々定者の今後の活動について前年と比較すると、業界や職種の幅を広げて活動をする学生が減った一方(「業界」5.8ポイント減、「職種」6.8ポイント減)、今まで通りに活動を進める学生が7.4ポイント増えた。これまで志望していた「業界」や「職種」を見直すのではなく、方針を変えずに活動を継続しようとしているようすがうかがえる。

 次に、配属に関する考えを聞いたところ、最多は「勤務地・職種ともに自分で適性を判断して選びたい」55.6%となった。次に多かったのは「勤務地は自分で選び、職種は会社に判断してほしい」28.9%で、「職種は自分で選び、勤務地は会社が判断してほしい」7.6%を21.3%上回った。マイナビによると、過去の調査でも初期配属の勤務地は限定されていると応募意欲が高まるという回答が多く、学生にとっての勤務地の重要性が明らかとなった。

 就職後の給与イメージは「就職先の給与のみで最低限の生活はできると思う」という回答が49.4%で最多となり、「就職先の給与のみで満足する生活が続けられそう」36.7%が続いた。約半数の学生は、生活するために必要な金額はもらえるが、趣味にかかる費用など各個人が理想とする生活を送るには十分ではないと感じているようだ。

 最後に、就職後の副業について聞いたところ、副業を検討している学生は66.0%となり、「副業を行わない」33.9%の約2倍となった。行いたい理由は「貯金や自由に使えるお金を確保するため」61.6%や「生活費や学費(奨学金等)など生計維持のため」38.8%など金銭的な理由が上位にあがった。一方、「新たな知識や経験を得るため」33.6%、「自分自身の知識や能力を試してみたい」23.9%など、スキルアップのために副業を検討しているようすもみられた。

《中川和佳》

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