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保護者の9割、子供には「好き・得意を生かせる職業に」

 栄光ゼミナールは2024年10月24日、「小中高生の家庭の職業観に関する意識調査」の結果を発表した。高校生の約6割には就きたい職業があり、そのうち8割が実現に向けて努力していることがわかった。

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保護者自身の仕事・会社を選ぶ際に重視したこと/子供の将来の職業で気にかけたいポイント
  • 保護者自身の仕事・会社を選ぶ際に重視したこと/子供の将来の職業で気にかけたいポイント
  • 子供に向いている職業は何か考えたことがある?
  • 子供の将来の職業についてどのような機会に子供と話したことがある
  • 子供には将来就きたい職業がある?
  • その職業に就くために、子供が取り組んでいることや努力していることがある?
  • 保護者自身の仕事や生活に、生成AIが影響を与えていると思う?
  • 子供の将来の職業選択に、生成AIが影響を与えると思う?
  • 「デジタル・データサイエンス」とその他の学問領域を組み合わせた内容を学ぶことができる学部・学科について、保護者はどの程度興味がある?

 栄光ゼミナールは2024年10月24日、「小中高生の家庭の職業観に関する意識調査」の結果を発表した。高校生の約6割には就きたい職業があり、そのうち8割が実現に向けて努力していることがわかった。

 「小中高生の家庭の職業観に関する意識調査」は、2024年9月7日から17日にかけて栄光の教室に通う小学1年生~高校3年生の子供をもつ保護者2,188人を対象にインターネットで実施した。

 子供に向いている職業について、小学生保護者の88.3%、中学生保護者の89.8%、高校生保護者の93.7%が「考えたことがある」と回答した。「ない」と答えた保護者にその理由を聞いたところ「子供自身の将来のことなので、本人に任せているから」という理由が多かった。

 次に、子供の将来の職業について、小学生保護者の95.7%、中学生保護者の94.7%、高校生保護者の96.9%が「子供と話したことがある」と回答した。話した機会は、小学生保護者では「日常会話の中で、職業について話題にあがったとき」がもっとも多く81.4%だった。中学生保護者も「日常会話の中で、職業について話題にあがったとき」が最多で75.3%、高校生保護者は「受験など子供の進学・進路を考えるとき」がもっとも高く80.8%だった。また、高校生では「学校内のコース選択や文理選択など履修選択をするとき」も約6割にのぼった。

 小学生保護者の66.3%、中学生保護者の46.6%、高校生保護者の58.5%が「子供には将来就きたい職業がある」と回答した。その職業に就くために、小学生保護者の65.0%、中学生保護者の66.3%、高校生保護者の81.4%が「取り組んでいることや努力していることがある」と回答した。将来就きたい職業がある子供は、その目標に向かって努力する傾向が大きいことがわかった。

 重視したい点としてもっとも高かったのは、保護者自身の職業と子供の将来の職業のどちらも「好きなこと・得意なこと・資格が生かせる」で、保護者自身では70.8%、子供の将来では86.6%だった。ついで、「収入」「個人の働きやすさへの施策・取組みが充実している」「安定していて長く続けられる」と続く。傾向は、保護者自身と子供の将来の職業、いずれも同じであった。

 保護者自身の職業と比較すると、保護者自身の職業は「収入」「有名な企業かどうか」、子供の将来の職業では「好きなこと・得意なこと・資格が生かせる」「グローバルに活躍できる」「生成AIやテクノロジーなどの進歩に取って代わられない」をより重視していることが明らかになった。

 生成AIが保護者自身の仕事や生活に与える影響については、すべての保護者とも「そう思わない」が「そう思う」よりも多い傾向だった。一方で、子供の将来の職業選択に与える影響については「そう思う」と回答した保護者が多く、小学生保護者では75.0%にのぼった。

 「デジタル・データサイエンス」と、その他の学問領域を組み合わせた内容を学ぶことができる学部・学科について、「とても興味がある」「やや興味がある」と回答した保護者があわせて7割弱となった。「小中高生の家庭の職業観に関する意識調査」の詳細についてはWebサイトで閲覧できる。

《中川和佳》

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