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長野県、自己実現できる「ウェルビーイング実践」70校決定

 長野県教育委員会は2024年12月5日、子供自らが学び方を選択し、自己実現できる学校「ウェルビーイング実践校TOCO-TON(トコトン)」の指定先が決定したことを発表した。応募された中から、小・中学校、義務教育学校の計70校が選定された。

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ウェルビーイング実践校TOCO-TON(トコトン)の取組み(予定)の紹介
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  • 各地域、各学校の取組み(予定)
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 長野県教育委員会は2024年12月5日、子供自らが学び方を選択し、自己実現できる学校「ウェルビーイング実践校TOCO-TON(トコトン)」の指定先が決定したことを発表した。応募された中から、小・中学校、義務教育学校の計70校が選定された。

 「ウェルビーイング実践校TOCO-TON」とは、長野県の新時代創造プロジェクト「個別最適な学びへの転換プロジェクト」の取組みの一環として検討を進めてきた、「一人ひとりに合った学び実践校(仮称)」の正式名称。すべての子供が、「好き」「楽しい」「なぜ」といった気持ちをとことん追求するために、自ら学び方などを選択し、自己実現できる学校づくりに取り組む。

 2024年10月から11月にかけて、実践校を公募。今回、南信を中心とした5市3町4村の教育委員会および小学校46校、中学校23校、義務教育学校1校、計70校の指定が決定した。

 このうち、飯田市では市内すべての小・中学校で小中一貫教育を導入。小・中学生の異学年が一緒に取り組む行事や学習、地域を生かした探究的な学びをつくる特設教科(教育課程特例校制度)を設置する。根羽村(下伊那郡)の公立学校では、小規模ならではの「学びの村づくり」として、時間割を子供たちが決定したり、地域の人が学校の教育に参加したりできる仕組みづくりを計画。栄村(下水内郡)の小・中学校では、制服や運動着、化粧やピアス、染髪などのルールは子供たちが決めるとし、揃える指導はやめ、多様な生き方や学び方を支援していくという。

 今後、2025年度(令和7年度)を準備期間とし、2026年度(令和8年度)から本格的に取組みを開始する予定。実践校としての各校の取組みは、学校や市町村教育委員会と連携し、県教育委員会も支援していくとしている。なお、取組みの内容は、2024年12月5日時点のもの。地域の実情などにより、変更となる可能性がある。「ウェルビーイング実践校TOCO-TON」の取組み(予定)は、長野県教育委員会のWebサイトで確認できる。

《木村 薫》

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