スタディプラスのStudyplusトレンド研究所は、2024年10月28日から30日にかけて、学習管理アプリ「Studyplus」上で全国の高校生・大学生を対象に「大学受験・進路に関するアンケート」を実施した。調査では、大学パンフレットを10冊以上請求した人が35.5%にのぼり、そのうちの6割が特典を目的としていることが明らかになった。
調査は、全国の「Studyplus」ユーザーである高校生・大学生を対象に行われ、2,681名から回答を得た。調査の背景には、受験生が進路選択に悩んでいる可能性にあり、学部の種類が増え、選抜方式も多様化する中で、受験生がどのように進路を決定しているのかを探るために実施された。
調査結果によると、65.5%の学生が大学パンフレットを取り寄せた経験があると回答。取り寄せた理由として、「紙の資料で大学情報を確認したかったから」が45.5%、「資料請求で特典やプレゼント（図書カード等）がもらえるから」が22.4%、「学校の進路指導で勧められたから」が20.3%、「家族に勧められたから」が7.1%となった。特に、10冊以上請求した人の63.6%が特典を目的としていることがわかった。
また、大学パンフレットの請求冊数に関わらず、出願数は1～4校にとどまる傾向がみられた。平均出願数は2.37校であり、請求冊数が多いからといって出願校数が増えるわけではないことが示された。また、請求冊数が増えると「有用な情報を探すことができた」と感じる割合が減少することも判明した。
なお、学習管理アプリ「Studyplus」は、日々の勉強を記録・可視化し、ユーザー同士でシェアして励ましあうことができるアプリ。累計会員数は900万人以上にのぼり、大学受験生の2人に1人以上が利用しているという。Studyplusトレンド研究所は、今後も若者の学校生活や学習・受験に関するトレンドを研究していくとしている。
