Yondemyは2026年6月、ホワイトペーパー「動画世代の現代っ子ならではの『地頭』とは」を無料公開した。浜学園・伸学会への導入実績をもとに、読書習慣が国語だけでなく全教科の偏差値向上につながる理由について、動画世代の「学習語彙不足」という観点からデータとロジックで解説している。
中学受験では、文章を読む力がこれまで以上に求められている。国語の長文化はもちろん、算数でも文章量の多い問題が増え、理科や社会でも資料を読み取り、条件を整理し、複数の情報を組みあわせて考える問題が増えている。思考力を問う問題が増えるほど、問題文や資料の読み取りはより重要になる。受験で必要なのは知識量だけでなく、長い文章を読み取り、頭の中で整理し、考えるための語彙と読む力だという。
一方、現代の子供たちは動画やゲームを通じて多くの言葉に触れているようにみえても、その多くは日常会話で使う「生活語彙」にとどまる。学校や塾で必要になるのは、教科書・授業・テスト・塾教材に出てくる「学習語彙」だ。日常会話には困らないため、保護者からみると日本語に問題がないようにみえても、実際には教科書や問題文の意味が頭に入りにくい状態が起きることがあるという。
小学校3~4年生ころに、子供が急に勉強を難しく感じるようになる時期がある。いわゆる「9歳の壁」だ。この時期、教科書や授業の中には抽象的な言葉、説明のための言葉、考えを整理するための言葉が増えていく。話し言葉に近い表現から硬い書き言葉へと、子供に求められる言葉のレベルがここで一段上がる。学習語彙への接触が少ない子供にとっては、この変化が大きな壁になる。「9歳の壁」は言い換えれば「語彙の壁」でもある。
こうした背景の中、ヨンデミーを導入した塾では子供たちの成績に変化がみられているという。浜学園では、ヨンデミーを週4日以上利用して読書している生徒が、3か月で国語の偏差値が平均+4ポイント上昇した。さらに国語だけでなく全教科の偏差値にも平均+2.5ポイントの上昇がみられた。対象は浜学園在籍生(小学1~6年生)のヨンデミー利用者280名のうち、週4日以上ヨンデミーを使って読書している生徒62名で、2025年7月~10月の公開学力テスト3回分における同一生徒の偏差値変化をヨンデミーが調べた。
伸学会目黒校では、週5~7日読書している層で半年余りで偏差値が平均+7ポイント上昇した。この伸びは初回の成績が偏差値50以上の層でも50未満の層でもみられ、もともとの成績にかかわらず成績の向上が確認されている。対象は伸学会目黒校の小学4・5年生のうち、対象期間中の全試験を受験し、かつ保護者アンケートに回答した生徒21名。読書頻度は2025年12月実施の保護者アンケートに基づき、対象期間は2025年3月~12月(約9か月)。ヨンデミーの調査をもとに伸学会指導現場で追加調査を実施した。
今回、無料公開したホワイトペーパーでは、「なぜ読書頻度の高い子供ほど、成績の伸びに変化がみられたのか」「なぜ読書が国語だけでなく、算数・理科・社会にも関わるのか」「動画世代の子供に起きやすい『学習語彙不足』とは何か」「中学受験を視野に入れた家庭で、低~中学年のうちに読む力をどう捉えるべきか」「子供の読む力を伸ばすために、どのような読書環境が必要か」という問いに答える形で読書習慣と全教科学習の関係を整理している。
目次は、第1章「ヨンデミーで偏差値向上。しかも全教科でアップした!」、第2章「ショート動画漬けの現代っ子に、語彙不足が深刻化している」、第3章「『各学年の教科書を十分に読める力』が、地頭を決める」、第4章「夢中×適切な負荷が、読む力を伸ばす」。
ホワイトペーパーは無料でダウンロードできる。フォームに必要事項を入力後、資料を受け取ることができる。中学受験を視野に入れた小学生の保護者、子供が文章題や塾のテキストでつまずく理由を知りたい人、読書と学力の関係をデータとロジックで理解したい人、動画世代の子供に必要な読む力・語彙力について知りたい人などを対象としている。
「ヨンデミー」は、子供ひとりひとりの読む力や好みをAIが分析し、最適な本を推薦するオンライン習い事サービス。AIが担当する「ヨンデミー先生」が毎日数分のミニレッスンを通じて読書の楽しさを伝え、ゲーム感覚で成長を実感できる設計により、読書が苦手な子供でも無理なく読書習慣を身に付けられる。独自の読書指標「ヨンデミーレベル(YL)」を活用し、子供の「読めた」「楽しい」「もっと読みたい」という気持ちを育む。

