2012年12月に大阪市立桜宮高校バスケットボール部の男子生徒が体罰を苦に自殺した事件で、部活の顧問だった元教諭に有罪判決が下された。足立区の中学校でも野球部の指導中に体罰をしていたことが発覚し、9月25日に保護者会が開かれた。
大阪市立桜宮高等学校でバスケットボール部に所属していた生徒が自ら命を絶った事案を受けて、大阪市教育委員会では、全市立学校に対する「体罰・暴力行為防止指針」および「大阪市部活動指針」を策定した。
東京都教育委員会は、体罰ガイドライン、体罰が起こる原因・背景、体罰根絶に向けた総合的な対策についての検討結果を報告書に取りまとめた。
日本最大級の動画サービス「niconico」を利用したアンケートによると、学校の体罰の実態について、確認されているものは「氷山の一角で、もっと多いと思う」と考えている人が45.1%に上ることがわかった。
文部科学省は8月9日、体罰根絶に向けた取り組みの徹底について教育委員会や各都道府県知事に通知。2012年度に発生した体罰の件数が6,700件を超えたという実態調査の結果を受け、体罰の未然防止や早期対応、再発防止を求めている。
文部科学省は8月9日、体罰に係る実態把握の結果(第2次報告)を公表した。2012年度における体罰は、国公私立合計で4,152校で6,721件発生、被害を受けた児童・生徒は14,208人にのぼることが明らかになった。
神奈川県は7月16日、「体罰防止ガイドライン 神奈川からすべての体罰を根絶するために」および、別冊「校内研修ツール 子どもたちの思いとともに」を作成したと発表した。
文部科学省は7月9日、2012年度文部科学白書を公表した。白書では、「いじめ・体罰の課題への対応」や「教育委員会制度の在り方」「これからの大学教育の在り方」などを特集している。
神奈川県教育委員会は6月7日、県内の全公立学校を対象に実施した体罰の実態把握調査についてまとめた結果を公表した。この報告によると、平成24年度の教育活動において把握した体罰は162人であった。
文部科学省は5月27日、運動部活動での指導ガイドラインをまとめ、公表した。体罰の具体例として、「殴る」「蹴る」のほか、「長時間の正座や直立」「炎天下での長時間ランニング」などが示されている。
東京都教育委員会は5月23日、都内の全公立学校を対象に実施した体罰の実態把握調査についての最終報告を公表した。この報告によると、平成24年度の教育活動において、「体罰」と認定したものが146校182人となった。
女子中高生対象のポータルサイト「フミコミュ!」を運営するふみコミュニケーションズは、同サイトにおいて学校での体罰を含む生徒指導に関する意識調査を実施。女子中高生の34%が体罰を受けたり、受けたことを見聞きしたことがあると回答した。
東京都教育委員会は4月23日、教職員の不正行為、体罰などを通報する公益通報弁護士窓口を開設すると発表した。同窓口は、2013年4月26日(金)に開設される。
東京都教育委員会は4月11日、都内公立学校における体罰の実態把握について、調査結果の第一次報告をまとめた。これは、大阪市立高等学校の体罰による生徒の自殺事件を受け、都内の全公立学校を対象に、体罰の実態把握についての調査を実施したものだ。
文部科学省は3月13日、全国の教育委員会へ体罰の禁止と児童生徒理解に基づく指導の徹底を通知した。教職員が体罰に関する正しい認識を持つよう取り組むことが必要であるとし、懲戒と体罰の区別について具体的な事例を挙げて説明している。
東京都教育委員会は、体罰禁止の徹底を図るため、3月12日と13日に教員研修会を開催する。元マラソン選手の瀬古利彦さんを講師に迎え、体罰のない部活動指導の在り方を現場教諭らに指導する。