中高生の8割超「受験日と生理日が重なることに不安」
エムティーアイが運営する「ルナルナ」は2024年5月27日、「受験と生理についての意識調査 2024」の結果を発表した。「公立高校入試は生理による不調で追試が可能」とする文部科学省からの通知の認知度は、中高生、保護者ともに約2割と低いが、制度は必要だという声が多いことがわかった。
さいたま市の中学生英語力、全国1位…英検3級相当9割弱
さいたま市は2024年5月28日、同市の中学生の英語力が、5回連続で全国1位となったと発表した。独自の英語教育を実践する同市は、文部科学省の「令和5年度英語教育実施状況調査」において、英検3級相当の中3生の割合が、全国平均を38.4ポイント上回った。
外国人留学生、コロナ禍以降初めて増加…最多国は中国
文部科学省は2024年5月24日、「外国人留学生在籍状況調査」結果と「日本人の海外留学者数」について公表した。2023年5月1日現在の外国人留学生数は27万9,274人で、前年度比20.8%増とコロナ禍以降初めて増加に転じた。日本人学生の海外留学も引き続き回復傾向。
24年3月卒の高校生就職率98.0%、就職希望は減少…文科省
文部科学省は2024年5月24日、2024年3月高等学校卒業予定者の3月31日現在の就職状況を発表した。高校生の就職希望率は、前年度比0.2ポイント減の14%。就職率は98.0%で、前年度と同率だった。
大卒就職率98.1%、過去最高水準に…文科省・厚労省調査
文部科学省と厚生労働省は2024年5月24日、2024年3月大学等卒業者の4月1日現在の就職状況を発表した。大学生の就職率は98.1%で、前年同期より0.8ポイント上昇し、過去最高の水準となった。
科学研究の国際大会、8年ぶり1等を桜蔭高生が受賞
科学研究の国際大会「リジェネロン国際学生科学技術フェア(Regeneron ISEF)」が2024年5月11日~17日(米国時間)にロサンゼルスで開催され、日本の高校生8名が優秀賞などを受賞した。部門優秀賞1等の受賞は日本代表として8年ぶり、女子高生としては18年ぶりの快挙。
【大学受験2024】早大、スマートグラスでSNS流出の不正行為
早稲田大学は2024年5月16日、2024年度一般選抜において不正行為が発生したことを公表した。メガネ型の情報通信端末「スマートグラス」で試験問題を撮影し、試験時間中にSNSを介して外部に流出させたとして、18歳の男子受験生が偽計業務妨害容疑で書類送検された。
ローマ字の使用見直しへ、盛山文科相が諮問
ローマ字の使用に関して、盛山正仁文部科学相は2024年5月14日、文化審議会の島谷弘幸会長に諮問文「これからの時代におけるローマ字使用の在り方について」を手交した。約70年ぶりに、ローマ字のつづり方を見直す。
大学院修了の正規教員は奨学金免除…文科省が通知
文部科学省は2024年5月9日、教職大学院を修了した正規教員らの奨学金返還を免除することについて、教育委員会などに通知した。2025年度(令和7年度)から教師となった者が対象。返還免除の運用基準などをまとめており、周知や対応を求めている。
元中学校長が設立、オンライン不登校サポート「カゼマチ」
不登校児童生徒のオンライン学習支援サービス「カゼマチ」が2024年5月1日にサービスを開始した。学び直しのためのホームスクーリングと、自身の子供が不登校だった代表の経験を生かした保護者サポートを提供する。
増える「通信制高校」卒業資格取得サポート校も
多様な生徒の受け皿として通信制高校の新設が相次いでいる。また、通信制高校に通う生徒を支援するためのサポート校も同様に増えている。別途費用がかかるが、3年間で卒業できるよう支援する学びの場だ。通信制高校とサポート校の違いなどをまとめた。
文部科学行政を実地体験「インターンシップ」7/29-9/20
文部科学省におけるキャリア実習およびインターンシップが、2024年7月29日~9月20日の間で各課室等が設定する期間に実施される。対象は、大学生、高校生、中学生などの学生。申込書類は所属校が取りまとめてメールで提出する。応募締切は5月31日正午。
文科省、幼児教育の「職」の魅力発信・向上事業…実施大学を公募
文部科学省は、大学などを通じたキャリア形成支援について、幼児教育の「職」の魅力向上と人材確保の好循環を生み出すモデル創出事業の調査研究を実施している。2023年は千葉大学など8大学が行った事業をパンフレットにまとめた。2024年も事業を実施する大学を公募している。
【大学受験2025】新設・定員増の認可申請…理工系統が多数
旺文社教育情報センターは2024年4月26日、「2025年新設・定員増予定の学部・学科情報(認可申請状況)」をWebサイトに掲載した。理工系や情報系を中心とした新設や定員増の認可申請が多数あり、2025年度の入学定員は、現時点で2,181人の増加を予定している。
【大学受験】総合型選抜の効果を検証…文科省が報告書
文部科学省は2024年4月26日、「大学入学者選抜における総合型選抜の導入効果に関する調査研究」報告書を公表した。総合型選抜の導入率は、大学85.6%、短大95.1%。導入の効果は、大学、短大ともに「受験者の多面的・総合的な評価」、課題には「評価する観点の設計が難しい」が多くあがった。
教科担任制、小学校3-4年生にも拡大へ…中教審が素案
小学校の高学年(5・6年生)で導入している「教科担任制」について、中学年(3・4年生)にも拡大する見通しであることが2024年4月19日、中央教育審議会が公表した素案より明らかになった。学びの質の向上と教師の持ち授業時数の軽減の観点から、教科担任制を推進する必要があるとしている。

