早稲田大学文化構想学部・文学部は、2017年度入試より英語の外部検定試験を利用した「一般入試(英語4技能テスト利用型)」を導入する。有効となるのはTEAP、IELTS、英検、TOEFL iBTのいずれか、3月31日には基準スコアが公開された。
鹿児島大学は3月29日、平成28年度の一般入試、推薦入試において外部の英語試験を全学部で導入することを発表した。外部試験のスコア基準を満たせば、大学入試センター試験「外国語」の得点を満点(200点)とみなすことになる。全学部の導入は国立大学では初となる。
日本英語検定協会と日本生涯学習総合研究所は、英語のテスト結果を比較可能とするスコア尺度「CSE2.0」が完成したことを発表した。2014年に発表した「CSE1.0」の精度を上げて英語力を細かく把握でき、大学や高校入試に活用できるようにした。
早稲田大学は、2018年度入試から複数学部で「地域貢献型人材発掘入試(仮称)」を新規導入するなど、入試改革により、現在4割を占めているAO入試や推薦入試などによる入学者の比率を拡大していく。
明治大学は11月27日、2017年度より経営学部一般選抜入試の一部で実施する「英語4技能試験活用型」(仮称)の試験について、募集人員や活用方法などを発表した。募集人員は40名で、入試の英語試験免除や指定の英語資格・検定試験のスコア等に応じた加点などが行われる。
英語力を「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能で測定するTEAP(アカデミック英語能力判定試験)。上智大学と日本英語検定協会が共同で開発した英語テストで、2015年度は上智大学の全学部全学科でTEAP利用型入試を導入した。2016年度は青山学院大学などでも導入される。
日本英語検定協会(英検協会)は11月5日、2016年度TEAP試験日程を発表した。TEAPは「大学教育レベルにふさわしい英語力」を測るテストで、2016年度は7月24日、9月25日、11月20日の3回開催する。
上智大学は10月28日、2017(平成29)年度一般入試(TEAP利用型)よりすべての学部学科においてTEAPの出願資格を4技能に変更すると発表した。2015年度以降に実施するTEAPのスコアが有効となる。各学科の募集人員などは、2016年4月頃に公表予定。
日本英語検定協会(英検協会)は10月7日、センター試験と実用英語技能検定(英検)およびTEAPの各試験における相関性の高さが定量的に証明されたと発表した。英検とTEAPを活用することが、センター試験を含む志望大学への入試準備にも繋がることが明らかになった。
2016年度入試で英語4技能資格・検定試験の活用を実施する神田外語大学では、9月27日の入試説明会で、高校生や教育関係者を対象に東進ハイスクール講師らによる同資格・検定試験の対策講座を実施する。
Y-SAPIXを運営する日本入試センターは11月に、中学1年生を対象とした「英語スピーキング個別指導ジム」を開講する。2020年に予定されている大学入試・新テストの施行を見据え、スピーキング力の強化に特化した指導を行う。
早稲田大学は9月1日、文化構想学部・文学部の2017年度入試より、英語の外部検定試験を利用した新たな入試制度を実施すると発表。新入試の募集人員として、文化構想学部で70人、文学部で50人を募集する。
日本英語検定協会は8月3日、2015年度第2回実用英語技能検定(英検)の受付けを開始した。申込みの締切りは9月17日(書店は9月15日)。一次試験は、本会場で10月11日に実施される。また、2015年度第2回TEAPの受付は8月25日まで行っている。
明治大学は7月27日、2017年度入試より経営学部一般選抜入試の一部に英語資格・検定試験を活用すると発表した。これまでは「読む」技能の評価が中心だったが、英語資格・検定試験の活用により、英語4技能を評価できるようになる。
日本英語検定協会は、2015年度第2回TEAPの申込受付を開始した。試験日は9月13日で、札幌、東京、名古屋、大阪など全国11都市で実施する。上智大学や立教大学、中央大学など、TEAP利用入試を採用する大学が増えており、Webサイトで一覧にして公開している。
日本英語検定協会は、2015年度第1回実施の「TEAP(ティープ)」が前年度同回と比較して志願者数が162%と増員したことを発表した。4技能型アカデミック英語能力判定試験として大学入試で採用されるなど、高い関心が寄せられているようだ。