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専門学生9割が「自分に合う企業が分からない」、就活に不安
就職活動シーズンとなり、街には就職活動中の学生たちが目立つ。リーマン・ショック前の水準まで回復した“売り手市場”とはいえ、「何を基準に企業を選ぶか」、「能力・スキルを活かせるか」などの不安を抱える学生も多いだろう。
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大卒就職率96.7%、4年連続で増加…文科省・厚労省調査
文部科学省と厚生労働省は5月19日、平成27年3月大学等卒業者の就職状況を発表した。4月1日時点の就職率は、大学が96.7%、短期大学が95.6%、専修学校が94.7%でいずれも前年より増加、高等専門学校が前年と同じ100%だった。
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2016年卒業予定者、4月末の内々定率は前年同月比-30.9ポイントの9.8%
マイナビは5月15日、「2016年卒マイナビ大学生就職内定率調査」と「2016年卒マイナビ学生就職モニター調査 4月の活動状況」の結果を発表した。4月末時点の内々定率は、前年同月比30.9ポイント減の9.8%、1人あたりの内々定保有社数は1.4社という結果だった。
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官公庁は「安定」、ネット関連は「将来性」…大学生の業界イメージ
マイナビは2016年卒業予定の大学生や大学院生を対象に「業界イメージ調査」を実施。各業界に対する関心度や活動状況などを調べた。「安定性」のイメージがもっともある業界は官公庁で、「将来性」のある業界はソフトウェアなどネット関連という結果になった。
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大学生の就職人気企業、男子は文系・理系ともTop4に「商社」
ダイヤモンド・ヒューマンリソースは5月12日、大学生が選んだ就職先人気企業ランキング2015を発表した。男子は文系・理系ともに上位4社に商社、文系女子は上位4社に金融・保険、理系女子は上位7社に食品メーカーがランクインした。
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企業の半数以上がインターンシップから採用内定…9割が入社
インターンシップから採用内定を出した企業は55.2%にのぼり、そのうち9割が入社していることが、経済産業省のインターンシップの普及に関する調査から明らかになった。インターンシップ実施時に注力している取組みは、「現場実習」がもっとも多い。
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計画どおり進まない就活生は6割、女子は「育児・介護支援」重視
2016年3月卒業予定者の就職活動が本格化しつつあるなか、アイデムでは就活学生を対象に就職活動についてアンケート調査を実施。その結果を発表した。就職活動が「予定よりも進んでいない」と回答した就活学生は約6割を占めた。
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平成生まれの退職理由は「キャリア成長」と「残業時間」
入社3年目までの退職は「キャリア成長が望めない」「残業・拘束時間の長さ」が大きな理由であることが、就職・転職クチコミサイト「Vorkers」の分析からわかった。また、「残業・拘束時間の長さ」は、各業界の退職理由でも1位となっていることが多い。
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「家族」より「自分へのご褒美」、2015年新入社員初任給
2015年4月、新卒入社したフレッシュな社会人が溢れる季節となった。これら「2015年4月新入社員」が、初任給や将来について、どのように考えているのか、レシート人力入力代行型の無料家計簿アプリ「Dr.Wallet」を運営するBearTailが調査を実施した。
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大学卒業時点の就職内定率は94.3%、リクルートが速報発表
リクルートキャリアは4月13日、2015年3月卒業時点の大学生の就職内定率が、前年同月比2.8ポイント増の94.3%であるという速報結果を発表した。就職内定取得者の平均数は1.97社だった。
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新卒求人件数が多い業種は…1位「ソフトウェア・情報処理」
ゴーリストが運営する人材業界に特化したWebサイト「HRog(フロッグ)」は4月10日、「新卒の業種別求人件数ランキング」を発表した。2016年新卒採用の求人件数が多い業種は、1位「ソフトウェア・情報処理」、2位「建設・住宅」、3位「医療関連」であった。
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就職人気企業ランキング、1位は「ANA」…食品業界も躍進
就職情報会社「学情」は4月8日、「2016年卒 就職人気企業ランキング」の速報結果を発表した。総合1位には、前年3位の「ANA(全日本空輸)」が選ばれた。2位は「伊藤忠商事」、3位は「オリエンタルランド」がランクインした。
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就職したい企業・業種ランキング、1位は「地方公務員」
与信管理のリスクモンスターは3月27日、「第1回就職したい企業・業種ランキング」を発表した。1位には「地方公務員」がランクインした。業種では、公務員や銀行業、医薬品製造業などの人気が高かった。
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奨学金の延滞者、8割が年収300万円未満…不安定雇用と低所得
日本学生支援機構による奨学金の延滞者は、8割が年収300万円未満であることが3月27日、同機構の調査結果より明らかになった。常勤職員は4割に満たない一方、非常勤や無職などの比率が高く、不安定な雇用や低所得が奨学金延滞の背景にある実態が浮き彫りとなっている。
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大卒就職内定率86.7%、7年ぶりの水準へ…厚労省・文科省調査
厚生労働省と文部科学省は共同で、平成27年3月に大学を卒業する「大学生等の就職内定状況」を調査し取りまとめた。大学卒業予定者の就職内定率は2月1日現在で86.7%、前年同期と比較して3.8ポイント増えて7年ぶりの水準となった。
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国立大・教員養成課程の教員就職率は69%、1位は鳴門教育大
国立の教員養成大学・学部を平成26年3月に卒業した人の教員就職率(卒業者から進学者および保育士を除く)は69.0%で、教員就職率がもっとも高い大学は「鳴門教育大学」90.6%であることが文部科学省の調査結果より明らかになった。