中学生の9割が「将来就きたい職業が決まっている」と回答…俊英館調べ

 俊英館が運営する進学塾「俊英館Flex」は12月21日、中学生を対象に「将来就きたい職業」アンケートを行った結果を発表した。回答者数は264名。

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就きたい職業アンケート集計結果
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 俊英館が運営する進学塾「俊英館Flex」は12月21日、中学生を対象に実施した「将来就きたい職業」アンケート結果を発表した。回答者数は264名。

 同塾では、今年度から日本青少年キャリア教育が発行する教材を使い、中学生を対象に「キャリア教育講座」を無料で実施している。半年経過した10月、受講者の中学1・2年生の意識変化を調査するためにアンケートを行ったところ、全員が「フリーターは嫌。正社員になりたい」と答えた。また、就きたい職業がすでに決まっていると答えたのは90.2%、就きたい職業が資格を有するものは50.4%という結果になった。

 中学生が将来就きたい職業の1位は「会社員(正社員)」24名、2位は「保育士」21名、3位は「医者・看護士・医療関係」19名となった。4位以下は「公務員」「教師」「獣医・動物看護士・動物関係」「イラストレーター・漫画家」などとなっている。

 今回アンケートに答えたのは、この春から「キャリアデザイン講座」を受講してきた生徒たち。同社によると、これまでの講座の中で、講師がそれぞれの経験から語った「働くことの大変さ」をきちんと理解したうえで、自分の適正に合った職業を見つけ、必要な資格を取得していこうという前向きな姿勢が伺えるとしている。

 中学生にとっては「勉強」が本分だが、高校受験に向かう前に、現実の社会や仕事に対する正しい情報を与えることの重要性をあらためて認識する結果となった。

 次回1月のキャリアデザイン講座では、12月までに学んだ各テーマをダイジェスト形式で確認する予定。対象は中学1〜2年生で、一般からの参加も受け付けている。

◆2011年1月キャリアデザイン講座
対象校舎:埼玉北部エリア、群馬エリアの11校舎
対象学年:中学1年生〜2年生
実施期間:2011年1月10日(月)〜1月29日(土)
※校舎、学年によって異なる
テーマ:「ニートとフリーター」「今までの自分、将来の夢」「自分の志向と仕事の種類」「業種と職種」「仕事のやりがい」「給与のしくみ」(ダイジェスト版)
受講料:無料(一般生の体験受講も可)
《前田 有香》

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