埼玉県は1月12日、「平成24年3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査(平成23年12月15日現在)」についてホームページに掲載した。 同調査は、埼玉県内の中学卒業予定者の進路状況を把握し、教育行政および進路指導上の基礎資料を得ることを目的に実施されたもの。県内の国・公・私立の中学校または特別支援学校中学部を卒業予定者を対象としている。 中学校等卒業予定者総数は66,760人となり、前年より2,125人の増加。だたし平成元年のピーク時に比べると57.5%の水準となっている。 卒業予定者のうち、98.0%にあたる65,420人が高等学校などへの進学希望しており、昨年より2,120人、0.1ポイントの増加となっている。 高等学校など進学希望者のうち、全日制高等学校への進学希望者は62,297人(95.2%)、県内の全日制公立高等学校への希望者は47,565人(72.7%)となった。また、県内の私立高校への進学希望者は10,194人(15.6%)、県外の私立高校は3,809人(5.8%)となっている。 埼玉県内の全日制公立高等学校の進学希望者のうち、中高連携校の進学予定者を除く47,409人を学科別の内訳で見ると、普通科の希望者は35,825人、専門学科が9,503人、総合学科が2,081人となっている。それぞれを募集人員に対する割合でみた倍率は、普通科が1.20倍、専門学科が1.12倍、総合学科1.16倍となっている。 また学校・学科別の倍率では、市立浦和(2.39倍)、市立川越(2.23倍)、越ケ谷(2.03倍)、大宮(1.89倍)、八潮南(1.77倍)など普通科では16校が倍率1.50倍以上となっている。専門学科では大宮・理数(2.58倍)、常盤・看護(1.91倍)など11校19学科が、総合学科は市立川口総合(1.60倍)が倍率1.50倍以上となっている。 なお埼玉県のホームページでは、調査結果の詳細をまとめたExcelファイルも公開されている。