ディスコは3月14日、全国の主要企業を対象に「2013年3月卒業予定者等の採用活動に関する企業調査」を行った結果を公開した。 同調査は、全国の主要企業15,445社を対象に2月20日〜29日にインターネットで実施。回答社数は1,245社。 2013年度の新卒採用見込みは、全属性で「増加」が「減少」を上回り、総合でも「増加」(22.2%)が「減少」(7.7%)を大きく上回った。特に従業員1,000人以上の大企業では「増加」との回答が4分の1以上を占めた。前回調査(2011年12月)時点で「未定」だった企業の多くが「増加」と回答していたという。 「資料請求・エントリー数」は、全体で「増えた」の24.2%に対し「減った」は36.8%で、前年同期調査と逆転た。一方、「セミナー・会社説明会の参加人数」は、全体で「増えた」の26.9%に対し「減った」は23.7%と拮抗。一方で出席率は向上しており、学生たちはセミナー予約の段階で対象となる企業をある程度慎重に絞り込んでいる可能性が考えられるとしている。 選考方法は毎年、ある程度定番化させる企業が多い中、全体の11.9%が「前年度とは選考方法を変更する」と回答。従業員1,000人以上の大手企業では20.1%に上った。採用広報期間の短縮を機に、採用選考フロー自体を見直した企業も少なくないようだとしている。 2013年度の日本人留学生採用見込みを「採用する」と回答した企業は22.8%。2012年度採用実績の13.3%よりも10ポイント高い結果となった。従業員規模別にみると、1,000人以上の大手企業がもっとも多く、3社に1社以上となった。その目的のトップは「優秀な人材の確保」(74.3%)で、前年調査の64.0%から10ポイント以上上回っている。