英検、PC受験方式で受験機会の拡大へ…年内に公開実験を予定

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英検CBT 開発の取り組み
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 日本英語検定協会は4月20日、コンピューター上で出題や解答を行うCBT方式を採用した「英検」の新しいテスト方式を開発中であるとホームページで発表した。

 CBT(Computer Based Testing)とは、試験の行程をコンピューター上で行うこと試験スタイルのこと。受験者はパソコンのディスプレイに表示される問題に、マウスやキーボードを使って回答していく。国内では、パソコン検定や日本漢字能力検定などに既に導入されている。

 英検は現在、全国230都市・400か所の公開会場のほか、各地の団体や学校などに設置する準会場で年3回実施し、年間約230万人が受験している。しかし、「受験日にどうしても都合がつかない」「もっと試験日を増やしてほしい」という要望も多く、そうした声に応えるため協会では、コンピューターを試験端末とした「英検CBT」(仮称)の開発を2009年より開始したという。

 開発にあたり重要視したのは、CBTにより受験機会(会場・実施日)を増やすことと、CBTにより従来のテストと差異が出ないようにすることだという。試験端末をPCにすることで同じ会場内で複数の級が受験できるなど、運営上のメリットはあるものの、会場ごとのPC環境やネットワーク設備には差があり、その影響を最小限に抑えるため、端末やネットワークへの負担が少ないシステム開発に注力したという。また、試験の結果がすぐわかり、二次試験などの準備が進められるメリットも生まれるとしている。

 現在、英検CBTの開発は最終段階を迎えており、春以降、協力校による最後の実証実験が実施される予定だという。そこで得られた課題をフィードバック後、一般公開実証実験を今年の秋以降に実施する予定。その後、さらに課題や要望をふまえ、既存システムとの統合後に正式サービスとしてスタートさせる予定だという。
《田崎 恭子》

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