【中学受験の塾選び】希学園、特長・スケジュールと費用…4年生

 授業料だけかと思ったら、模擬試験代、テキスト代、春・夏・冬の特別講習代などなど、後から発生する経費も見逃せない。合格までに、いったいいくらかかるのか? 首都圏と関西の有名塾にズバリ聞いた。

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希学園
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 我が子に中学受験をさせると決意したその日から、まず最初にすべきことは、塾探し。教育方針はどうなのか、我が子に合った塾なのか、きちんと成績を伸ばしてくれるのか…。何より大事なのはそこだが、本音を言うと気になるのは塾のお値段。

 授業料だけかと思ったら、模擬試験代、テキスト代、春・夏・冬の特別講習代などなど、後から発生する経費も見逃せない。合格までに、いったいいくらかかるのか? 首都圏と関西の有名塾にズバリ聞いた。

 ここでは、希学園(首都圏)で難関校受験を目指する想定で、モデルスケジュールと費用を紹介する。4年生から4教科を学習し、それに加え「最高レベル演習算数」の授業も行うことが、希学園のカリキュラムの特徴となる(参考:希学園 5年生のスケジュールと費用希学園 6年生のスケジュールと費用)。

◆教育方針・特長
 希学園は1993年に大阪で開講し、2004年に東京でも開講。難関国・私立中学受験専門の「多数精鋭のスーパーエリート塾」だ。「知識を押しつけるのではなく、1人1人の個性を尊重すること。好奇心旺盛な子ども達が自主的に興味を持ち、その能力・素質を引き出し、伸ばしていける教育」を理念としている。

 精神面では、ほぼ人格が形成されるこの時期に、遊びたい・怠けたいといった自分の心に克つ=「克己心」を養う。つまり、心を鍛え、「学習習慣、努力の持続」を教える。将来、社会を牽引していくスーパーエリートを養成するために、「自分を律することができる人間になれ」「人に迷惑をかけることをするな」を、厳しく教えている。

 教材は希学園講師によるオリジナル。教科専任の熱血講師たちは、生徒の性格や成績を把握して、質の高い授業を提供している。チューター制(担任制)を敷き、生徒1人1人の学習の相談に乗ったり心のケアも行っている。

 進路相談では、長年にわたる膨大なケースの蓄積と、経験に基づく適切な助言を行う。また、専任講師全員出席の判定会議で全塾生の進路を1人1人判定する。これにより安心して、志望校にチャレンジすることができる。

◆小学校4年入塾からのスケジュール
 4年生からカリキュラムに「自習」時間を設けており、塾の中で課題に取り組むことができます。また、クラス担任制を敷き、きめ細やかな指導を行っています。
・2月:新年度開講
・ベーシックコース
 国語110分・理科70分・居残り自習(選択制)40分
 算数110分・社会70分・居残り自習(選択制)40分 計2日間/週
・最高レベル演習
 算数120分・居残り自習(選択制)60分 1日間/週
 ※毎月クラス替えがある
・3月:春期講習
 国語・算数 各240分×各2日間(計4日間)
 理科・社会 各120分+自習40分×2日間(計2日間) 計6日間
・7月:夏期講習
 国語・算数 180分×2科目×各4日間 計8日間
・12月:冬期講習
 180分×4科目×各2日間 計8日間

◆費用(首都圏)
・入学金:21,000円
・受講料:ベーシック(4科目)39,900円×12か月=478,800円
・最高レベル演習算数:14,490円×12か月=173,880円
※テキスト代別途必要
・諸雑費:1,050円×12か月=12,600円
・公開テスト:4,200円×12回=50,400円
・春期講習受講料:33,600円
・夏期講習受講料:34,650円
・冬期講習受講料:33,600円
※テキスト代別途必要

【4年生:2月~翌1月の合計838,530円(テキスト代別途)】

 →希学園 5年生のスケジュールと費用【5年生:2月〜翌1月の合計1,061,550円(テキスト代別途)】
 →希学園 6年生のスケジュールと費用【6年生:2月〜翌1月の合計1,291,710円(テキスト代別途)】
《石井栄子》

石井栄子

子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行うフリーライター兼編集者。趣味は登山とヒップホップダンス、英語の勉強。「いつか英語がペラペラに!」を夢に、オンライン英会話で細々と勉強を続けている。最近編集を手掛けた本:『10歳からの図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」』(平本督太郎著 メイツ出版)、『10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方』(増田史著 ナツメ社)『13歳からの著作権 正しく使う・作る・発信するための 「権利」とのつきあい方がわかる本』(久保田裕監修 メイツ出版)ほか多数

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