Googleのオンライン科学コンテスト、地域代表に関西学院高等部チーム選出

 Googleが主催する中高生向けのオンライン科学コンテスト「Google Science Fair 2012」において、アジア・オセアニ地域のファイナリストとして、関西学院高等部チームが選出された。

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Google Science Fair 2012
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  • 正方形折り紙からつくられるコップの最大容積問題
 Googleが主催する中高生向けのオンライン科学コンテスト「Google Science Fair 2012」において、アジア・オセアニ地域のファイナリストとして、関西学院高等部チームが選出された。

 Google Science Fairは、現実の世界の問題やテーマに対し、科学的な調査を行い、そのアイデアや解決までのプロセスをWeb公開する世界規模のコンテスト。参加資格は、13歳から18歳までの学生で、個人または2〜3名のチームで参加することとなっている。

 今回のコンテストは、今年4月1日までの応募期間中に、世界100ヶ国以上から、7,500以上のプロジェクトの応募があり、参加学生は10,000人以上となったという。応募プロジェクトは、教師と大学教授で構成される審査団による審査の結果、地域ごとのファイナリスト90組を決定した。

 年齢ごとの3部門で各10組のファイナリストが選出されたアジア・オセアニア地域では、「17〜18歳」部門で、関西学院高等部・数理科学部の小笠 航さん、北川 武さん、中川 陽太さんの3名によるプロジェクト「正方形折り紙からつくられるコップの最大容積問題」がノミネートされた。

 このプロジェクトの目的は、「一枚の正方形の紙を使って、できるだけ大きな容器をつくる」こと。数学の教科書に掲載されていた問題にヒントを得て始まったこの課題では、紙を切り取る部分を変えたり、折り方を工夫するなど試行錯誤しながら、数十種類を超える図形を考え出し、ついに、1枚の紙からつくられる容器としては世界最大となる「小笠図形」およびその改良版の発見に至ったという。

 コンテストでは今後、数週間をかけてさらなる審査を重ね、グローバルファイナリスト15組が決定される予定。グローバルファイナリストは、7月23日に米国カリフォルニア州のGoogle本社に招かれ、セレモニーに参加することになっている。

 なお、グローバルファイナリストの発表は、6月6日に予定されている。
《田崎 恭子》

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