神奈川県公立高校入試の新制度、各校の選考基準を公表

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 神奈川県では、来年、平成25年度より公立高等学校の入学者選抜制度を変更する。県教育委員会のホームページには、新制度による各校の選考基準が公表されている。

 昨年度までの神奈川県の公立高校の入試では、「前期選抜」「後期選抜」が設けられ、前期選抜では、学力検査を実施しない面接を中心とした選抜が行われていた。旧制度では、2度の受検機会により選抜期間が長期化することにより中学校の授業期間が減少することや、学力検査を実施しないことによる学力の低下などの問題が指摘され、県教育委員会では、学識経験者や学校教育経験者らによる協議会を設置。入学者選抜制度の改革について検討を重ねた結果、平成25年度より新しい制度を導入すること昨年11月に発表していた。

 新制度では、従来の「前期選抜」「後期選抜」の特性をいかしながら、全課程を同じ日程で実施する「共通選抜」として一本化する。ただし、定時制(一部の学校を除く)と通信制の課程では共通選抜の1ヵ月後に定員の20%を募集する「定通分割選抜」を設定する。

 全日制および定時制の課程(クリエイティブスクールを除く)では、「学力検査」と「面接」を共通の検査として実施し、一部の学校では「特色検査」も実施する。選考は、検査の結果と中学校から提出された調査書の評定により行われることとなっている。

 新制度の導入にともない、選抜日程および各校の選考基準の発表も約1ヵ月前倒しとなっている。共通選抜の募集期間は平成25年2月1日〜5日、7日と8日に志願変更期間を設け、学力検査を15日に、面接および特色検査は15日、18日、19日の間で実施する。

 各学校の選考基準については、「学力検査実施教科」「特色検査実施の有無及び特色検査の概要」「選考基準(学習の記録(評定)・学力検査・面接・特色検査)の比率及び重点化」「面接の評価の観点」をまとめた一覧表が公開されている。

 学力検査は、全日制では5教科、定時制では3教科となるが、全日制で特色検査を実施する場合は3教科となる場合もある。なお学校によっては、特定の教科の得点を重点化する場合もある。

 選考の基準は「学力検査の結果」「面接の結果」「調査書の評定」「特色検査の結果」(実施校のみ)の合計が10になるように、各学校ごとにそれぞれの比率設定している。なお、調査の評定では、特定の教科の得点を重点化するところもある。

 面接については、「入学希望の理由」「中学校での教科等に対する学習意欲」「中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲」の3点を共通の観点とし、それ以外に学校ごとの観点を設ける場合もある。

 県では、新選抜制度の概要や進路選択の参考となるリーフレットを中学校3年生全員に配布し、周知の徹底を図っていくとしている。
《田崎 恭子》

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