「目指せスペシャリスト」指定高校の取組み、地域の活力に

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北海道札幌東商業高校
  • 北海道札幌東商業高校
  • 秋田県立男鹿海洋高校
  • 新潟県立長岡工業高校
  • 山梨県立峡南高校
  • 京都府立海洋高校
 文部科学省は7月23日、「目指せスペシャリスト」に指定された高校の実施報告書を公開した。3年目となる2011年度は、「北海道札幌東商業高校」「秋田県立男鹿海洋高校」「新潟県立長岡工業高校」「山梨県立峡南高校」「京都府立海洋高校」の5校。どの高校も地域の特色を活かした取組みを行っている。

 同省では、2003年度から、先端的な技術等を取り入れた教育や伝統的な産業に関する学習を重点的に行うなど、特色ある取組を行う高校を「目指せスペシャリスト」に指定している。

 北海道札幌東商業高校は、道内にある40の商業高校の中心的役割を担い、全道各校で行われている取組みを融合させる窓口となっている。北海道全体の活性化に繋げることを目的に、北海道情報誌「旅ぴりか」の作成や北海道テレビ放送との連携、オリジナル駅弁コンクールの開催を行っている。

 秋田県立男鹿海洋高校は、「秋田の伝統食品を地域に活かす」をテーマに海洋環境の保護とハタハタの消費拡大を目指している。企業・大学・研究機関と連携し、ハタハタの生態系の調査研究や、ハタハタを使った新商品開発に取組んでいる。

 新潟県立長岡工業高校は、「防災レスキュー災害復興支援」をテーマに防災用品の研究開発やロボットの研究開発、太陽光・風力による発電と電力供給に関する研究を行っている。

 山梨県立峡南高校は、「和紙を活かした商品開発と次世代の身延町を担う人材の育成」と題し、西嶋和紙を使用した新商品を企画・製作し、全国規模のイベント・地域イベントなどへの参加やホームページなどの活用をとおして広告宣伝・販売を推進している。

 京都府立海洋高校は、京都府農林水産技術センターと連携し、京都府にゆかりの「トリガイ」「イワガキ」「アサリ」の3種の二枚貝の研究や新商品の開発を行っている。イワガキを用いた瓶詰「カキラー油」をはじめ、真空パックの「アサリの佃煮」などを商品化している。

 これら高校生の取組みが高校内の活動にとどまらず、企業や研究機関などを巻き込んだ取組みとなっていることに注目したい。これらの取組みが地域活性化に繋がるのではと期待できる。
《工藤めぐみ》

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