7月17日(現地時間)、サウジアラビアの世界大学ランキングセンター(CWUR)が評価する2015年世界大学ランキングが発表され、ハーバード大学が4年連続の1位を獲得した。東京大学は2014年と同様に13位で、アジアトップだった。 世界大学ランキングセンター(The Center for World University Rankings、通称CWUR)が発表する世界大学ランキングは、「教育の質(世界的な賞を受けた卒業生数)」「卒業生におけるグローバル企業の最高経営責任者クラスの人数」「教員の質(世界的な賞を受けた教員数)」「論文掲載数」「論文の影響力」「被引用論文数」「大学のh-index」「大学の特許獲得数」の8項目に基づき、1,000大学をランク付けしている。 2015年の同ランキングでは、ハーバード大学が4年連続1位となった。2位のスタンフォード大学と、3位のマサチューセッツ工科大学(MIT)も2014年と変わらぬ顔ぶれ。トップ10にランクインした大学のうち、米国以外の大学でトップ10に入ったのは、英国のケンブリッジ大学4位と、オックスフォード大学5位のみ。トップ10は、2014年10位のエール大学と11位のコーネル大学の順位が入れ替わったほか、大きな変化がなかった。 日本の大学でもっとも評価が高かったのは、2013年は14位、2014年は13位と順位を上げてきた東京大学。同大学は、2015年は2014年同様13位だった。そのほか、京都大学が17位、慶應義塾大学が34位、早稲田大学が2014年40位より順位をあげ38位。次いで大阪大学が45位となった。また、100位以内にランクインした大学数は、2014年8校より減少し、7校となった。 なお、世界大学ランキングは発表機関によってさまざま存在するが、国際性など評価指標の違いからCWURでは日本の大学が比較的上位にランクインする傾向がある。ほかの世界大学ランキングは、英クアクアレリ・シモンズの「QS世界大学ランキング」や英タイムズ・ハイアー・エデュケーションの「THE世界大学ランキング」など。◆CWUR世界大学ランキング 2015 トップ101位 ハーバード大学2位 スタンフォード大学3位 マサチューセッツ工科大学(MIT)4位 ケンブリッジ大学5位 オックスフォード大学6位 コロンビア大学7位 カリフォルニア大学バークレー校8位 シカゴ大学9位 プリンストン大学10位 コーネル大学◆トップ100入りした国内大学13位 東京大学17位 京都大学34位 慶應義塾大学38位 早稲田大学45位 大阪大学73位 東北大学100位 九州大学