佐賀県教育委員会は8月27日、教職員を対象に「先進的ICT利活用教育推進事業」に係る第2回全校研修会を開催する。デジタル教材における著作権の取り扱いについて詳しく知りたいという学校現場の声を受け、「学校教育における著作権」をテーマに講演を行う。 同県では、ICTを利活用した教育は、学力向上の有効な手段であり、今後の教育を左右する喫緊の課題であるととらえ、2011年10月に県政運営の基本となる「佐賀県総合計画2011」を策定した。現在、全県規模で「先進的ICT利活用教育推進事業」に取組んでいる。 同事業を実施していく中で、学校現場から「デジタル教材における著作権の取り扱いについて詳しく知りたい。」といった意見が多かったという。これを受けて、教材と著作権との関係について理解を深めることを目的に2012年度2回目の全校研修会を開催する。 講演は、「学校教育における著作権」と題して放送大学ICT活用・遠隔教育センターの尾崎史郎教授を招いて行われる。 なお、2012年5月に開催された第1回全校研修会では、元総務大臣の原口一博代議士も参加し、ベネッセによる2011年度の事業報告や、光村図書出版と東京書籍によるデジタル教科書の現状と開発方針が紹介された。 総務省の「フューチャースクール推進事業」の実証研究に取組みについて、小学校と中学校の両方で実証実施校として指定を受けているのは、全国で唯一佐賀県だけという。◆「先進的ICT利活用教育推進事業」に係る第2回全校研修会日時:2012年8月27日(月)13:20~16:45会場:武雄市文化会館 大ホール(武雄市武雄町大字武雄5538番地)対象:県内の全小・中・高・特別支援学校の校長及び教育情報化推進リーダー、参加希望の教職員、教育行政関係者参加費:無料問合せ先:佐賀県教育庁教育政策課 教育情報化推進室(電話:0952-25-7222)