東早慶の就活生に人気の企業ランキング、総合商社が上位独占

 リーディングマークは1月31日、東大早慶の就職活動生1,000人が選ぶ 就職人気企業ランキングTOP30を発表。1位「三井物産」、2位「三菱商事」、3位「伊藤忠商事」、4位「丸紅」となり、総合商社が上位4位を独占した。

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東大早慶の就職活動生1,000人が選ぶ 就職人気企業ランキングTOP30
  • 東大早慶の就職活動生1,000人が選ぶ 就職人気企業ランキングTOP30
  • 9つのキャリアゴールの中からもっとも重要だと思うもの
 リーディングマークは1月31日、東大早慶の就職活動生1,000人が選ぶ 就職人気企業ランキングTOP30を発表。1位「三井物産」、2位「三菱商事」、3位「伊藤忠商事」、4位「丸紅」となり、総合商社が上位4位を独占した。

 同調査は、2012年11月1日~2013年1月20日に、同社サービス利用中の2014年卒の就職活動生1,347人(出身校:東京414人・早稲田333人・慶應402人・京都65人・東京工業133人)を対象にアンケートを実施した。

 就職活動生に働きたいと考える企業・組織のうち、上位5つを選択してもらったところ、1位「三井物産」23.7%、2位「三菱商事」20.5%、3位「伊藤忠商事」12.6%、4位「丸紅」11.8%、5位「三菱地所」11.6%がランクインした。東早慶の就職活動生の約30%が総合商社への就職を希望しており、総合商社の人気ぶりがうかがえる。

 また、昨年10位圏外だった不動産関連企業2社「三菱地所」と「三井不動産」がそれぞれ5位と8位にランクイン。学生からは、「仕事と生活のバランスを取ることができそう」「安定が実現できそう」などの自由回答がみられた。

 9つのキャリアゴールの中からもっとも重要だと思うものを最大で3つ選択してもらったところ、「ある事業に献身的に取り組んでいるまたは公益のために勤めていると感じている」が最多で42%、次いで「仕事と生活のバランス」40%、「チームのリーダーまたはマネージャーとなる」38%が続いた。

 昨年のランキングと比較し、「安定の実現」をキャリアゴールに求める学生が7%増加。また、「チームのリーダーまたは、マネージャーとなる」と答えた学生は6%減少し、出世意欲の低下がみられた。

 リーディングマーク取締役の戸田武志氏は、「企業の更なるグローバル化、競争激化の影響を受け、日本国内のエリート学生の二極化がランキングに顕著に表れる結果となりました。一方はより世界や競争を志向する層、もう一方は国内で安定を求める層。昨年調査と比べると前者が減少し、後者が増えています。」と説明。また、「社会全体として彼らにリーダーシップを要求し、成長志向を目指せるキャリア教育・選択の提示が必要と考えられます。」と指摘した。
《工藤めぐみ》

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