ペルセウス座流星群、12日真夜中から13日明け方前が観察に好条件

 3大流星群のひとつ「ペルセウス座流星群」が12日夜から13日の明け方前まで条件よく観察できると国立天文台は発表している。特に13日の明け方前は、流星群の活動が活発になるとされており、もっとも多くの流星が出現するという。

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ペルセウス座流星群、2013年8月13日0時頃 東京の空(国立天文台 天文情報センター)
  • ペルセウス座流星群、2013年8月13日0時頃 東京の空(国立天文台 天文情報センター)
  • 2012年8月11日0時46分の様子(国立天文台岡山天体物理観測所 戸田博之氏撮影)
 3大流星群のひとつ「ペルセウス座流星群」が12日夜から13日の明け方前まで条件よく観察できると国立天文台は発表している。特に13日の明け方前は、流星群の活動が活発になるとされており、もっとも多くの流星が出現するという。

 国立天文台は、ペルセウス座流星群がもっとも活発になるのは8月13日午前3時ごろだと予想しており、その前後の時間帯は特に多くの流星が出現するという。12日の21時前は、流星の放射点(流星がやってくる方向)が地平線に近く低いため、多くの流星は出現しないが、21時から真夜中までは放射点の高度が上がり、流星が出現し始めるという。

 放射点の高度が高くなるにつれ出現する流星の数が増えるため、空が明るくなり始める前の13日明け方前にもっとも多くの流星が出現する。条件がよければ1時間に50個以上の流星を見ることも可能だという。

 観察には、空をなるべく広く見渡せる環境と、街灯などの人工の明かりが少ない場所が適しているようだ。大きな都市やその周辺地域では、都市全体の明るさが邪魔になり、暗い流星を見ることができないため、都市からはなるべく遠く離れた場所で観察するのがよいと国立天文台は解説している。

 なお、国立天文台の岡山天体物理観測所は、8月12日、13日ともに22時から翌朝4時ごろまでUSTREAMを利用したペルセウス座流星群中継を行う。雨などで見られない場合は、中継で楽しむのもよいだろう。
《湯浅大資》

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