景気回復の影響は限定的? 夏休みの予定は2つ程度

 日本生命保険相互会社が7月に実施した調査から、夏休みの過ごし方は、男女ともに「自宅でゆっくり」がもっとも多く、夏休みの予定の数は平均で2つ程度であることがわかった。

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夏休みの予定は?(3つまで選択可)
  • 夏休みの予定は?(3つまで選択可)
  • 夏のレジャー・イベントといえば?(3つまで選択可)
  • 女性はどの年代でも「花火」が夏の風物詩。男性との差も各年代で10%以上
  • 女性が抱く夏のイメージは「花火」が最多だったが、実際に「花火」に行く予定の方は少ない
 日本生命保険相互会社が7月に実施した調査から、夏休みの過ごし方は、男女ともに「自宅でゆっくり」がもっとも多く、夏休みの予定はこれを含め、平均で2つ程度であることがわかった。

 この結果は、7月1日から23日に同社が、成人10,011名(男性:5,623名、女性:4,388名)を対象に実施した、「夏休み」に関するインターネット調査から得られたもの。全体では35.9%、男性の35.4%、女性の36.5%が夏休みは「自宅でゆっくり」過ごすと回答した。これに2位「国内旅行」(28.5%)、3位「帰省」(24.2%)、4位「花火」(23.6%)、5位「夏祭り」(17.1%)が続き、海外旅行は5.7%に留まった。

 ニッセイ基礎研究所 井上智紀 准主任研究員は、国内旅行が帰省を上回ったことから、夏のボーナスが増えた企業が多いなど景気回復の影響が少しずつ消費者に波及してきたと見ている。一方で、夏休みの予定の数は平均で2つ程度であることから、景気回復の実感はあるものの、財布の紐を大幅に緩めるには至っていないと分析している。

 また、夏のイメージ(夏のレジャー・イベントといえば?)として「花火」を選択した女性は55.7%と半数以上を占めるが、実際に花火に行く女性は26.2%に留まる。しかし30代のみ33.7%と3割を超えているのは、小さい子どものいる世代であることの現れか。また、夏のイメージとして「花火」を選んだ男性は全体で43.3%で、すべての年代で女性とは10%以上の開きがあった。

 記録的猛暑が続く今夏、皆さんはどのようにお過ごしだろうか。熱中症など、体調管理に気をつけ、安全に楽しい夏休みを過ごしていただきたい。
《綾瀬しづか》

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