待機児童、3年連続減も依然44,118人…東京都が最多の11,589人

 厚生労働省は3月28日、保育所入所待機児童数(平成25年10月)を公表した。3年連続で減少したものの、依然として44,118人の待機児童が存在し、保育所不足が続く実態が浮き彫りとなっている。

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保育所待機児童の状況
  • 保育所待機児童の状況
  • 年齢区分別の待機児童数
  • 都道府県別の待機児童数
  • 市区町村の待機児童数(一部)
 厚生労働省は3月28日、保育所入所待機児童数(平成25年10月)を公表した。3年連続で減少したものの、依然として44,118人の待機児童が存在し、保育所不足が続く実態が浮き彫りとなっている。

 平成25年10月1日現在の保育所入所待機児童数は、44,118人。平成24年10月の46,127人より2,009人減少した。平成23年10月の46,620人から、3年連続の減少となっている。

 都道府県別では、東京都がもっとも多い11,589人、次いで沖縄県2,307人、千葉県1,958人、大阪府1,761人、神奈川県1,703人などとなっている。市区町村別では、川崎市1,534人、福岡市1,046人、広島市951人、東京都世田谷区832人、札幌市824人の順に多くなっている。

 年齢区分別では、3歳未満児が9割近くを占め、0歳児18,619人、1・2歳児20,751人となっている。

 一方、平成25年4月時点の待機児童数22,741人からの比較では、21,377人の増加となり、10月までの半年間で約2倍に増えている実態にあった。

 同省によると、待機児童数は自治体ごとに保育所入所手続きなどが異なるため、10月1日の状況は参考値として集計。全国的な待機児童数の動向は、毎年4月1日現在で把握しているという。
《奥山直美》

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