【NEE2014】デジタル顕微鏡、スマートペン、読書通帳など

 6月5日に開幕した教育関係者向けセミナー・展示会「New Education EXPO 2014」では、未来の学校を提案する展示が行われている。タブレット連携ソリューションやデジタル校務システム、デジタル教科書、スマートペン、読書通帳など、注目の展示内容を紹介する。

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4K対応のデジタル顕微鏡
  • 4K対応のデジタル顕微鏡
  • モニター付デジタル顕微鏡
  • スライドグラス「水たまグラス」
  • 内田洋行ブースに展示されていたイカの解剖モデル
  • 内田洋行ブースに展示されていたエプロン型の内蔵モデル
  • 授業支援システム「ActiveSchool」、タブレット連携
  • 授業支援システム「ActiveSchool」、タブレット連携
  • EduMallの地図コンテンツ
 6月5日に開幕した教育関係者向けセミナー・展示会「New Education EXPO 2014」では、未来の学校を提案する展示が行われている。タブレット連携ソリューションや教員向けのシステム、デジタル顕微鏡、スマートペン、読書通帳など、気になった展示内容を紹介する。

 内田洋行は、Wi-Fi通信によりPCやタブレットと接続することができるデジタル顕微鏡を展示。4Kに対応した顕微鏡のほか、グループで観察ができる液晶モニター付きの顕微鏡、微生物の自然な行動を観察しやすいスライドグラス「水たまグラス」などを紹介していた。

 モニター付き顕微鏡は、一人ずつの観察が必須だった顕微鏡のグループ観察を可能にする。5インチ液晶モニターが付いており、教員は机間指導もできるようになるほか、より効率的に各児童生徒の観察状況を把握することができるという。

 「水たまグラス」は、顕微鏡の視野サイズに合わせた水玉を作ることができるスライドグラス。1枚のスライドグラスに、同じサイズの水玉を複数作成することが可能なため、微生物を観察する確度を上げることができる。また、「水たまグラス」には推奨顕微鏡と倍率が記載されているため、児童生徒が顕微鏡を設定しやすく設計されている。

 模擬授業の体験ブースで紹介されていたのは、内田洋行の授業支援システム「ActiveSchool」。各児童生徒のパソコンやタブレット画面の確認や、課題やワークシートを配布することができる同システムは、1人1台のタブレット時代においても、先生側が各児童生徒のタブレットを一度に確認することを可能にする。また、1人の児童生徒の答えをクラスで共有することもできるほか、タブレットを使わせないための画面のロックやブラックアウトなど、先生主導で授業を進めるためのシステムとなっている。

 教員支援ツールの「デジタル職員室」は、先生の予定管理や、施設・備品の予約や管理、連絡メモ、掲示板、共有フォルダなどの機能を搭載。PC操作の得意不得意は関係なく、誰にでも使いやすいデザインになっていることが特徴だという。全教員が統一した環境で業務を行うことで、教員間の情報共有も容易になり、機能やアプリの場所や使い方が早く覚えられることもメリットだ。

 教育コンテンツを配信する「EduMall」は、24社のコンテンツメーカーが提供する教材や素材を年間契約で活用できるもの。授業スタイルに合ったコンテンツを試しながら選ぶことができ、1年ごとにコンテンツを選び直すことができる。また、コンテンツがアプリではなくブラウザベースであるため、コンテンツのインストールが不要なだけでなく、デバイスが異なっても使えることも特徴だ。現在約200の自治体と、約3,000の学校がEduMallを活用しているという。

 NeoLab(ネオラボ)が展示していたのは、スマートペン「neo.1」。従来どおり紙に書くことができるペンだが、Bluetooth機能でタブレットやスマートフォンと連携することが可能。ノートに書いた絵や文字が、連携したタブレットやスマートフォンにリアルタイムで反映・記録される。

 ノートには、書いた絵や文字が紙として残り、タブレットやスマートフォンに反映された絵や文字は、データとして送ったり、SNSで共有したりすることが可能。何より、紙に書くことを目的に開発されたペンであるため、ペンの書き心地が良く、紙に書きながらデバイス側でデータ化されていくことが特徴だ。

 NeoLab取締役の小澤亜希氏は、紙に書くというアナログの良さをICT環境で実現したかったと話す。デジタルとアナログの良さを共存させるスマートペンは、現在オーストラリアと韓国のみで販売されているが、日本国内での販売も予定されており、試験導入されている中高一貫校もあるそうだ。

 そのほか、すでに国内8の自治体の図書館で導入されている読書通帳機も展示されていた。読書通帳機は、子どもが好んで本を読む環境を作るために開発された「読書通帳」に印字するための機械。図書館システムと連携し、各児童生徒が借りた本を通帳に印刷。子どもたちは、通帳を通じて読んだ本を確認することができ、履歴がたまることを喜びに読書を続けることができる。

 導入方法は自治体によって異なり、地元企業の協賛により導入が実現している自治体や、市の補正予算の一部を活用している自治体もある。通帳はオリジナルデザインで作ることが可能で、岐阜県の海津市立図書館では、借りた本の図書金額も通帳に記載することで、子どもたちの達成感につなげているという。

 展示会場では、メーカー各社のタブレットや電子黒板、各出版社の電子教科書なども数多く展示されている。最終日の7日(土)には、タブレットや電子黒板を使った小学生の模擬授業も行われる予定だ。
《湯浅大資》

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