北海道大学がMOOC「edX」に参加、来春開講

 北海道大学は6月19日、国際的な大規模公開オンライン講座のコンソーシアム「edX(エデックス)」に参加し、講義を提供すると発表した。2015年春に工学研究院・小崎完教授らの教員グループによる講義「環境放射能基礎」を開講する。

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 北海道大学は6月19日、国際的な大規模公開オンライン講座のコンソーシアム「edX(エデックス)」に参加し、講義を提供すると発表した。2015年春に工学研究院・小崎完教授らの教員グループによる講義「環境放射能基礎」を開講する。

 edXは大学が連合してMOOC(大規模公開オンライン講座)を開講するコンソーシアムで、2012年にマサチューセッツ工科大学とハーバード大学が共同で設立した。現時点で、世界43大学の400名以上の教員が200近くの講座を開講しており、受講者は100万人を超える。日本では東京大学と京都大学、大阪大学がedXに参加している。

 北海道大学は、オープンコースウェア(OCW)で公開している「環境放射能人材育成コース」をMOOCで公開することを依頼され、今回の開講に至ったという。講義は「オープンエデュケーション・コンソーシアム」を通じて提供する。

 2015年春より開講する「環境放射能基礎」は、edXのMOOCチャンネル「OECx」にて広く一般に公開される。開講期間は4週間、講義は英語で行われる。MOOC開講により、北海道大学における先進的な教育を発信することによる大学の「知」の還元と教育のオープン化を推進し、国内外における北海道大学のプレゼンス向上を目指すとしている。
《工藤めぐみ》

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