企業の新卒採用充足率が過去10年で最低、辞退が増加

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業種別採用充足率
  • 業種別採用充足率
  • 採用活動の印象
  • 選考途中の辞退率、内々定後の辞退率
  • 選考途中の辞退率が3割以上と回答した割合
  • 内定辞退率が3割以上と回答した割合
  • 次年度の採用活動について
 企業の採用充足率は83.0%と過去10年間でもっとも低いことが、マイナビが9月26日に発表した「2015年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」結果より明らかになった。選考辞退率と内定辞退率がともに増加しているという。

 同調査は、国内企業8,000社を対象に回答用紙を郵送後、WebまたはFAXにて2,195社から回答を得た。このうち、上場企業が460社、非上場企業が1,735社(製造業:758社、非製造業:1,437社)。調査期間は2014年8月。

 調査時点での採用充足率は83.0%と過去10年間でもっとも低かった。業種別にみると、「小売」がもっとも低く75.8%、ついで「サービス・インフラ」76.4%、「建設」77.4%といずれも8割を切った。それにともない、採用活動が「前年に比べて長期化した(する)」と回答した企業は26.9%に上る。

 採用活動の印象は「前年より厳しかった」53.2%(前年度比17.0pt増)と過半数を超え、「前年並みに厳しかった」37.8%を加えると、「厳しかった」という回答は91.0%(前年度比4.9pt増)となった。厳しかった理由は、「母集団の確保」63.0%、「辞退の増加」45.6%、「セミナー動員」40.6%であった。

 選考途中の辞退率は「前年より高かった」と回答した企業が33.9%と、前年度比10.6pt増加。内々定後の辞退率も「前年より高かった」が34.8%と、前年度比6.6pt増加した。業種別にみると、内々定辞退率が「前年より高かった」と回答した割合は、「建設」42.6%、「小売」42.0%で特に高い。内定辞退率が3割以上の企業の割合は、「小売」が62.5%と突出しており、「サービス・インフラ」47.7%、「ソフトウエア・通信」46.4%、「建設」46.3%などは半数近くに上る。

 次年度(2016年卒)の採用活動については、「非常に厳しくなる」37.8%と「厳しくなる」52.4%の計90.2%(前年度比29.8pt増)となった。マイナビでは、「今年度の厳しい採用環境に加え、政府要請等によるスケジュール変更により、採用動向の予測が立てにくいことによる不安感が影響している」と分析している。
《工藤めぐみ》

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