今冬の家族の体調管理に7割の母親が悩み、最多は「感染症の流行」

 今年の冬、自身や家族の体調の維持・管理で悩みがある母親は7割に上り、もっとも多い悩みが「さまざまな感染症の流行」であることが、日本能率協会総合研究所が10月31日に発表した調査結果より明らかになった。

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今年の冬、自身や家族の体調の維持・管理で悩みがあるか
  • 今年の冬、自身や家族の体調の維持・管理で悩みがあるか
  • 気になる感染症があるか
  • 体調の維持・管理のために実践してよかったこと
  • 今年の冬に家族の体調管理費として使ってもよい平均金額
 今年の冬、自身や家族の体調の維持・管理で悩みがある母親は7割に上り、もっとも多い悩みが「さまざまな感染症の流行」であることが、日本能率協会総合研究所が10月31日に発表した調査結果より明らかになった。

 調査は、子育て中の母親を対象に、自身や家族の体調管理の現状、および、今冬の体調維持の対策について意識・実態を把握する目的で実施。核家族世帯(3人~4人)で、3歳~小学生の子どもを持つ母親1,000名の回答を得た。調査期間は10月10日~15日。

 今年の冬、自身や家族の体調の維持・管理で悩みがあるか聞いたところ、「さまざまな感染症の流行」が26.7%ともっとも多く、「子どもを病院に連れて行くタイミングに迷う」24.7%、「体調を崩しても休めない」19.9%、「自分(または家族)は普段から風邪をひきやすい」18.6%などが続き、何らかの悩みがある人は70.6%に上る。

 また、気になる感染症がある人は87.9%に上る。具体的には「インフルエンザ」が72.0%ともっとも多く、「感染性胃腸炎」48.7%、「デング熱」39.3%、「エボラ出血熱」37.9%などが続いた。

 昨年の冬、自身や家族の体調の維持・管理のために何らかの実践をした人に、実践してよかったことを聞いたところ、実践してよかったことがあると回答した人は97.2%でほぼ全員となった。具体的には「うがい・手洗い等でウイルス対策をした」が73.3%ともっとも多く、「食事の栄養バランスに気を配った」56.6%、「予防ワクチンを接種した」42.6%、「加湿や空気清浄や空間除菌でウイルス対策をした」36.7%、「身体によい食品を取り入れた」24.9%などが続いた。

 今年の冬に家族の体調管理費として使ってもよい平均金額は、子どものためには6,749円、夫のためには4,123円、自分のためには4,334円となり、合計すると世帯全体では15,205円となった。
《工藤めぐみ》

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