チョコのおいしさを科学する…化学工学会、高校生向けWeb教材を公開

 化学工学会は高校生向けの化学Web教材を作成、化学の啓発などを目的としたキャンペーン事業、「夢・化学‐21」のサイトで公開した。9つのテーマをパソコン、スマートフォン、YouTubeで見ることができる。要旨もまとめられ、授業でも扱いやすいようになっている。

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 化学工学会は高校生向けの化学Web教材を作成、化学の啓発などを目的としたキャンペーン事業、「夢・化学‐21」のWebサイトで公開した。9つのテーマをパソコン、スマートフォン、YouTubeで見ることができる。要旨もまとめられ、授業でも扱いやすいようになっている。

 テーマは全部で9つ。チョコレートのおいしさや、塩をつくる工程を化学の側面から解説したり、ガスからプラスチックをつくるポリエチレン生成の技術について解説したりされており、化学を身近なものから考えられる内容になっている。

 おいしいチョコレートは、表面が光っており、割ったときにパリッと音がする。香りがよく、口の中でとろけるのだという。これは、チョコレートにココアバターの結晶が含まれており、製造の過程できちんと温度管理をされていることが不可欠なのだそうである。同教材では、おいしさと結晶の関係について、わかりやすく解説している。

 「夢・化学‐21」は、化学の啓発と化学産業の社会への貢献の理解促進を目的として、日本化学会、化学工業会、新化学技術推進協会、日本化学工業協会の4団体によって構成された「夢・化学‐21」委員会が1993年から行っているキャンペーン事業。
《外岡紘代》

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