ソフトバンクとベネッセの学習支援クラウドサービス、120以上の中高が採用

 ソフトバンクとベネッセホールディングスが2014年に設立した合弁会社Classiは、2015年4月より正式サービスを開始。同社が提供する、学習支援クラウドサービス「Classi」の採用が、2015年度に全国120校以上の高校・中学で決まったと発表した。

教育ICT 学校・塾・予備校
「生徒カルテ」生徒の近況画面イメージ
  • 「生徒カルテ」生徒の近況画面イメージ
  • 「学習記録生徒向けアプリ」入力・確認画面イメージ
  • 「コンテンツボックス」素材の管理画面イメージ
  • Classiホームページ
 ソフトバンクとベネッセホールディングスが2014年に設立した合弁会社Classiは、2015年4月より正式サービスを開始。同社が提供する、学習支援クラウドサービス「Classi」の採用が、2015年度に全国120校以上の高校・中学で決まったと発表した。

 「Classi」は、タブレットや、スマートフォン、パソコンで利用可能な、先生、生徒双方を支援するサービス。学校単位での導入となり、生徒1人あたり年額3,600円(月額300円相当)で利用できる。

 生徒の学習状況や成績、活動履歴などを蓄積し面談時などに利用できる「生徒カルテ」や、生徒が学習スケジュールを管理したり家庭での学習時間を記録したりできる「学習記録」、授業に利用する動画や素材をまとめて保管して、簡単に生徒に共有できる「コンテンツボックス」などの機能を備えている。

 スマートフォン用のアプリもあるので、生徒がいつでもどこでも学習記録を入力でき、記録された内容は先生向けの機能である「生徒カルテ」にすぐに反映されるので、タイムリーな指導にも活用できるという。

 各種機能は、各学校のICT環境の整備状況や学校の特色、場面に応じて自由に組み合わせて利用することができるため、ICTの活用を段階的に進めたい学校にも多く採用されているという。各学校の要望に応じて、ソフトバンクグループが、セキュリティシステムや通信機能を備えたタブレットを提供する。

 同サービスを利用している学校では、生徒が学習記録を入力することで、日々の努力が目に見える形で現れるため、学習意欲の向上につながった事例もある。また、授業前後に授業で扱う教材や素材を生徒に共有できるため、授業のあり方自体が深化したという事例もあるという。
《外岡紘代》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top