「朝の読書」ランキング…学習まんがや「アナ雪」、メディア化作品が人気

 「朝の読書」の平成26年度人気ランキングが5月8日発表された。小学生ではロングセラー「かいけつゾロリ」が1位。中高生では「空想科学読本」「図書館戦争シリーズ」のほか、昨年の話題作やメディア化作品に人気が集まった。

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 「朝の読書」の平成26年度人気ランキングが5月8日発表された。小学生ではロングセラー「かいけつゾロリ」が1位。中高生では「空想科学読本」「図書館戦争シリーズ」のほか、昨年の話題作やメディア化作品に人気が集まった。

 調査は、朝の読書推進協議会が「朝の読書」実践校を対象に、平成26年4月から平成27年3月末にかけて子どもたちに実際に読まれた本をまとめた。

 小学生の人気をもっとも集めたのは、毎年上位に入る人気シリーズ「かいけつゾロリ」。「科学漫画サバイバル」「学研まんが新ひみつシリーズ」などの学習まんがシリーズが続いた。今年は9位に「ディズニーアニメ小説版」がランクイン。シリーズの中でも特に「アナと雪の女王」が多く選ばれており、昨年の映画のヒットが朝の読書にも影響を与えているという。

 中学生では「空想科学読本」が首位。高校生では「図書館戦争シリーズ」がもっとも人気が高く、同作は中学生でも2位にランクインしている。中高生には、その年のベストセラーやメディア化作品などが読まれる傾向があり、今回の調査でも昨年の本屋大賞「村上海賊の娘」や、映画化された「永遠の0」が上位に入った。

 高校生では11位に「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」がランクインしたことから、同協議会では、同世代が主人公の身近なテーマを扱った本も好まれているとみる。

 「朝の読書」は、学校で毎朝10分間、生徒と教師がみんなで、自分の読みたい本を読むことを原則とした読書活動。平成27年5月1日現在、小学校16,975校、中学校8,685校、高校2,219校の計27,879校が全国で実施している。
《勝田綾》

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