総務省でも教育のICT化に取り組んできた。ICTの利活用が効果的であるという認識は広がっているがまだまだ自治体によって差がある。OECD加盟諸国と比べても教育現場でのICT活用は大変遅れている。日本では2020年までに1人1台端末を目標にしているが、今のままでは難しいと思われる。私はBYOD(Bring Your Own Device)に可能性があるのではと考えている。
ビッグデータ、教育SNS、教育アプリの活用、MOOCs(Massive Open Online Courses)など、海外の先進事例から学びつつ、これらの良いところを取り入れた、教育プラットフォームを作り、全国に広めたい。昨年度、ICTドリームスクール懇談会を立ち上げ、この件について検討している。モデルはフィンランドのDream Schoolプロジェクトである。フィンランドでは、当初は国が主導でプロジェクトを進め、徐々に民間に移行している。日本でも同様に進めたい。