大学通信が運営する携帯サイト「教育進学総合研究所」は10月29日、「入学後に生徒を伸ばしてくれる大学ランキング」を発表した。トップには、前年に引き続き「東北大学」が選ばれた。2位は「東京大学」であった。 全国の進学校2,000校の進路指導教諭を対象にアンケートを実施。さまざまな項目について、お勧めの大学を5校連記で挙げてもらい、1位の大学5ポイント、2位4ポイント、3位3ポイント、4位2ポイント、5位1ポイントとして集計、ランキング化した。 「入学後に生徒を伸ばしてくれる大学」の1位は「東北大学」225ポイント。前年に続き2年連続のトップで、厳しく鍛えてくれると評判のゼミや研究室の指導によって、生徒が伸びていると感じる進路指導教諭が多いという。 2位は「東京大学」161ポイント。研究力が高く、実績を上げていることが、生徒を伸ばしてくれる証とされているようだ。3位は「東京理科大学」136ポイント。進路指導教諭からは「伝統的に進級が難しい大学」という意見があり、入学後に生徒を伸ばしているという評価につながっている。 1位の「東北大学」は宮城県、4位の「国際教養大学」は秋田県、5位の「金沢工業大学」は石川県と、地方の大学も健闘。7位の「京都大学」、8位の「大阪大学」も含め、トップ10のうち、5校が東京以外の大学となっている。 ランキングは、今週の無料記事として大学通信が運営する「キャンパスナビネットワーク」に掲載されている。携帯サイト「教育進学総合研究所」に会員登録(月額324円)すれば、すべての記事を閲覧できる。◆入学後に生徒を伸ばしてくれる大学ランキング1位「東北大学」225ポイント2位「東京大学」161ポイント3位「東京理科大学」136ポイント4位「国際教養大学」126ポイント5位「金沢工業大学」105ポイント6位「国際基督教大学」77ポイント7位「京都大学」72ポイント8位「大阪大学」64ポイント9位「慶應義塾大学」55ポイント10位「早稲田大学」54ポイント