フルノシステムズ、西宮市でタブレット4,800台支える無線LAN配備

 西宮市教育委員会は、フルノシステムズが6月に発売した最新の動画対応アクセスポイント「ACERA850M」を1,415台導入し、公立学校の快適な無線LAN環境の整備を行った。教育用タブレット4,800台を活用する授業を支え、より快適な環境の実現を目指したという。

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動画対応アクセスポイントの教室内での使用イメージ
  • 動画対応アクセスポイントの教室内での使用イメージ
  • 教育用動画対応アクセスポイント「ACERA850M」
  • 西宮市教育委員会のネットワーク環境
 西宮市教育委員会は、フルノシステムズが6月に発売した最新の動画対応アクセスポイント「ACERA850M」を1,415台導入し、公立学校の快適な無線LAN環境の整備を行った。教育用タブレット4,800台を活用する授業を支え、より快適な環境の実現を目指したという。

 西宮市教育委員会では学校情報化に早くから取り組んでおり、2009年度の市内全校校内LANの完成、2012年度の「学校の情報化推進モデル校」指定、タブレットの先行導入による実証実験の開始など、情報活用能力を身につけ将来にわたり生き生きと活躍する子どもたちの育成を目指している。2015年度は、教育用タブレット4,800台、校務用パソコン2,614台を導入、併せて普通教室など1,415か所に教育用動画対応アクセスポイントを配備し、本格的なICT教育のインフラ整備を行った。

 今回配備した動画対応アクセスポイント「ACERA850M」は、タブレット端末の画面をそのまま無線経由で大画面テレビや電子黒板に写すことができるミラーリング機能をもった新開発製品。動画、静止画をミラーリングでき、フルHD動画もなめらかに再生、1台のアクセスポイントで40台のタブレットを接続できる能力が教育用として優れたポイントとなっている。

 ACERA850Mを配備したことで、教師はタブレットを持ちながら自由に教室を動き回ることができ、子どもひとりひとりの机間指導の充実が期待できる。子どもたちは従来のように書画カメラの場所まで移動する必要がないため、集中力の持続にも効果が期待できるという。一斉指導、協働学習、個別学習のいずれもスムーズに展開でき、デスクに縛られた授業スタイルからタブレットとWi-Fiを活用したフレキシブルな授業スタイルを可能にした。

 フルノシステムズでは西宮市内1,415か所にわたるアクセスポイント設置にあたり、複数拠点のアクセスポイントを1か所で集中管理、遠隔監視することで効率のよいメンテナンスを実現し、サポートデスクを開設することで先生の実務負担を軽減。安定した無線LAN環境を提供した。教育現場でのタブレット導入を支える無線LANの必要性の高まりを受け、今後もWi-Fiサービスを活用した快適な無線LAN環境を提供していきたいとしている。
《畑山望》

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