教育のICT化に伴い、さまざまなデジタルサービスやツールが教育現場でも取り入れられるようになっている。Google for Education 日本統括責任者の菊池裕史氏に、デジタルサービスを教育現場で使う意義や活用例を聞いた。
教育ICT先生
◆Google Apps for Educationと併用、先生に一括管理を
--「Google Classroom」の具体的な機能を教えてください。
Google Classroom(以下、Classroom)は、Gmailのアプリのひとつとして、Education版のユーザーのみ使用できます。先生と生徒側の画面が異なり、先生のアカウントでは自分の受け持っているクラスや生徒のグループごとに「クラス」という枠が作成できます。このクラスを作るのは非常に簡単で、クラスを作ればGoogleグループスをそのまま招待できるほか、クラスのIDを生徒に伝えて参加させることも可能です。
ストリームでは、先生と生徒、そして生徒同士の連絡やコミュニケーション、課題を出す、クイズを出すといったことが行えます。ClassroomはGoogle Apps for Educationのアプリのひとつで、ほかの機能と連携しているため、このストリームに先生が投稿するとGmailに通知が届きます。頻繁にClassroomをチェックしていなくても、メールでリマインドが飛んでくるので、見忘れなどを防げるというわけです。