オリンピアンに学ぶ「夢・未来」プロジェクト、平成28年度実施校決定

 東京都教育委員会および生活文化局は4月28日、オリンピック・パラリンピック教育を目的とした「夢・未来」プロジェクトを実施する230校を公表した。公私立の幼稚園から高校にアスリートを派遣し、スポーツへの関心と未来への意識の向上を狙う。

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  • 「YOKOSO」プログラム実施校(1)
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 東京都教育委員会および生活文化局は4月28日、オリンピック・パラリンピック教育を目的とした「夢・未来」プロジェクトを実施する230校を公表した。公私立の幼稚園から高校にアスリートを派遣し、スポーツへの関心と未来への意識の向上を狙う。

 「夢・未来」プロジェクトは、東京都が2020年東京五輪の開催に向けて策定した「東京都長期ビジョン」の事業のひとつ。幼児や小中高生が、オリンピアンやパラリンピアンなどとの直接交流により、スポーツへの関心を高めるとともに、夢に向かって努力したり困難を克服したりする意欲を培うことを目的とする。

 平成28年度プロジェクト実施校は、公立では幼稚園2園、小学校170校、中学校36校、義務教育学校1校、中等教育学校1校、高等学校8校、特別支援学校4校の計220校。小・中学校合同で実施する学校についてはそれぞれ1校として計上した。私立では、小学校2校、中学校・高等学校7校、特別支援学校1校の計10校が決定した。実施予定期間は平成28年7月1日から平成29年1月31日まで。

 事業プログラムは3つ。149校が実施する「YOKOSO」プログラムは、日本のオリンピアンやパラリンピアン、著名な指導者を学校に派遣し、特別講演や競技紹介、実技指導などを行う。

 「Welcome」プログラムでは、在日の外国人アスリートを学校に派遣し、外国の文化・習慣の紹介やスポーツを通じた交流などを実施する。また、日本人のマナー講座の講師を派遣し、外国人に対する挨拶や日本文化を紹介する方法などを実践する。実施は41校。

 「自分にチャレンジ」プログラムでは、パラリンピアンを学校に派遣して特別講演や障がい者スポーツの体験教室などを実施する。近隣の特別支援学校の児童・生徒との交流も行い、障がいのある人への理解を深める。40校が実施する。

 実施日程や派遣アスリートは決定後、6月ごろに公表予定。「夢・未来」プロジェクトを実施する各校名は、東京都Webサイトより確認できる。
《勝田綾》

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