CANVAS・日本MS・育て上げネットが連携、プログラミング教育を全国へ拡大

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「Microsoft YouthSpark:Programming for all~全ての子ども・若者に~」3者が協力
  • 「Microsoft YouthSpark:Programming for all~全ての子ども・若者に~」3者が協力
  • CANVAS コンピューターサイエンス教育の課題
  • CANVASによるプロジェクトの目的や意義
 CANVAS、育て上げネット、日本マイクロソフトの3者は、遠隔地在住者やすべての子ども、若者を対象にしたプログラミング授業「Microsoft YouthSpark:Programming for all~全ての子ども・若者に~」を7月1日に開始する。

 1月30日に米国政府がコンピューターサイエンス(CS)教育を支援する施策「Computer Science for All」を発表したことに続き、国内でも4月19日に、プログラミング教育を2020年までに小・中学校で必修科目にすることが提言され、子どもを対象にしたICT教育がますます注目を集めている。

 6月14日には、CANVAS、育て上げネット、日本マイクロソフトの3者が協力し、女性や遠隔地在住者、若年無業者に対するコンピューターサイエンス教育施策「Microsoft YouthSpark」を全国に展開することを発表した。実施期間は、7月1日から2017年6月30日までの1年間。

 今回のプログラムにおいて、CANVASは遠隔地の子どもたちや女性、障がいをもつ子どもたちを対象としたプログラミングワークショップや出張授業を担当する。1年間で200人の指導者の育成と、約100回の授業・ワークショップの実施が目標。東京や大阪だけではなく、これまでにプログラミングに接する機会が少なかった子どもたちへのコンピューターサイエンス教育を推進するモデルを構築するねらい。愛知県一宮市や茨城県古河市教育委員会、新潟県燕三条青年会議所などの連携パートナーとも協働し、マイクロソフトのIT技術を活用しながら全国各地・各学校の教育関係者への支援活動も行う。

 若者の就労支援を行う育て上げネットは、社会的・経済的に困難を抱える子どもにプログラミングを学ぶ機会を提供する。これまではExcel、Wordなどマイクロソフト製品を中心としたスキルアップを支援してきたが、今後1年間は全国41のNPOと協働し、約3,000名の若年無業者にVisual Basicを活用したプログラミング教育を行う。自主学習には、米国のCode.orgが展開するプログラミング教育推進運動「Hour of Code」を利用する。

 米マイクロソフトは、全世界のコンピューターサイエンス教育の普及を行う活動に対し、今後3年間で7,500万ドルを投資することを2015年に発表。「Microsoft YouthSpark」は、その一環として日本で行われる教育支援で、実施に投資される額は1年間で7,000万円。個人や教育団体などが3者の提供する出張授業やセミナーへ参加する場合、参加費は一切かからない。

 日本マイクロソフトは、今回のプログラムを通じ「コンピューターサイエンス教育の普及と、STEM人材の育成に貢献したい」としている。日本マイクロソフトは、2者との協力により通常教育でプログラミング授業にアクセスできない層へコンピューターサイエンス教育の裾野を拡大するねらいだ。
《佐藤亜希》

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