国内携帯電話市場、5四半期連続マイナス成長…iPhoneは前年同期比28.8%増

 IDC Japanは8月31日、2016年第2四半期(4~6月)の「国内携帯電話・スマートフォン市場実績値」を発表した。スマートフォンを含む携帯電話の出荷台数は、前年同期比2.5%減の705万台で、5四半期連続のマイナス成長。iPhoneは、前年同期比28.8%増の306万台であった。

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 IDC Japanは8月31日、2016年第2四半期(4~6月)の「国内携帯電話・スマートフォン市場実績値」を発表した。スマートフォンを含む携帯電話の出荷台数は、前年同期比2.5%減の705万台で、5四半期連続のマイナス成長。iPhoneは、前年同期比28.8%増の306万台であった。

 2016年第2四半期の出荷台数は、携帯電話(スマートフォンと従来型携帯電話の合計)が前年同期比2.5%減の705万台と、5四半期連続のマイナス成長となった。ただ、マイナス幅は、2016年第1四半期(1~3月)の前年同期比12.1%減から大きく改善した。

 一方、スマートフォンに限ると、出荷台数は前年同期比1.8%増の619万台と、プラス成長となった。ベンダー別シェアは、「アップル」が49.4%と半数を占め、2位が「ソニー」15.8%、3位が「シャープ」11.3%であった。

 アップルは、306万台のiPhoneを出荷し、前年同期比28.8%増のプラス成長。国内携帯電話市場で43.4%の高いシェアを獲得し、首位の座を維持している。国内携帯電話市場のベンダー別シェアは、スマートフォンと同様、2位「ソニー」、3位「シャープ」。NTTドコモ、auKDDI、ソフトバンクの3社に対し、ソニーは「Xperiaシリーズ」、シャープは「AQUOSシリーズ」を提供している。

 IDC Japan PCの携帯端末&クライアントソリューション リサーチマネジャーの片山 雅弘氏は「日本のスマートフォン市場は、成熟期を迎えたが、スマートフォンのアプリケーション市場は、今後大きな進展が期待できる」と分析している。「2016年第2四半期 国内携帯電話・スマートフォン市場実績値」の詳細は、IDC発行の「Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker」で報告されている。
《奥山直美》

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