生徒のiPadを遠隔一括管理「CLOMO MDM」11月下旬に提供開始

 アイキューブドシステムズは、Appleが教育機関向けに提供するWebベースの管理機能「Apple School Manager」に対応したモバイル機器管理サービス「CLOMO MDM」を11月下旬に提供開始する。これを利用すれば、生徒のiPadを遠隔で一括管理できる。

教育ICT 先生
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  • Apple School Manager対応版CLOMO MDM
 アイキューブドシステムズは、Appleが教育機関向けに提供するWebベースの管理機能「Apple School Manager」に対応したモバイル機器管理サービス「CLOMO MDM」を11月下旬に提供開始する。これを利用すれば、生徒のiPadを遠隔で一括管理できる。

 Apple School Managerは、iPadやiPhoneといったApple社が提供するiOSデバイスを学校に導入するために必要なものがすべてそろった、Webベースのポータル。教育機関のシステム管理者は、Apple School Managerとそれに対応するMDM(Mobile Device Management)サービスを使えば、ID作成や教材の配布、生徒のデバイス管理などができる。

 Apple School Managerに対応したCLOMO MDMは、複数の生徒でiPadを共有する学校のために用意された機能「Shared iPad」や、Apple IDの管理機能「Managed Apple ID」、生徒たちがデバイス上で見ているものをコントロールする機能「クラスルームアプリケーション」に対応。1台のiPadを複数の生徒が共有しても、生徒それぞれの学習環境にログインでき、一人一台のiPadを配布するのと同じような準備時間で授業を始められる。

 システム管理者は、「Shared iPad」利用時のユーザー数の設定や、デバイス管理、アプリ配布などをApple School ManagerとCLOMO MDMを使ってすべて遠隔で行えるため、設定変更時にデバイスを回収する必要がない。生徒の進級やクラス変更の際は、「クラスルームアプリケーション」を使ってクラス・生徒情報の設定を遠隔で行えるため、デバイスの回収が不要だ。

 教師は、「クラスルームアプリケーション」を使って生徒全員のアプリケーションを同時に開いて、各生徒がデバイス上で見ているものをコントロールできる。また、生徒がワークシートや数式に取り組んでいるようすを知りたい時は、どの画面でもワンタップで見ることができる。生徒がパスワードのリセット操作をする時は、教師のiPadから手伝うなど、円滑な学習を支援できる。
《工藤めぐみ》

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