給付奨学金、平成29年度もうすぐ締切り…日本学生支援機構

 日本学生支援機構は5月17日、平成29年度「給付奨学金」の募集についてWebサイトに掲載した。在学校からの推薦締切りが5月25日と目前に迫っていることから、申込みを検討・準備中の人に急いで手続きを進めるよう呼び掛けている。

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 日本学生支援機構は5月17日、平成29年度「給付奨学金」の募集についてWebサイトに掲載した。在学校からの推薦締切りが5月25日と目前に迫っていることから、申込みを検討・準備中の人に急いで手続きを進めるよう呼び掛けている。

 給付型奨学金は、経済的に困難な状況にある低所得の学生の進学を後押しする制度で、貸与型奨学金と異なり、返還の必要がない。平成30年度以降の進学者を対象に本格導入されるほか、平成29年度進学者については特に経済的に厳しい状況にある学生を対象に先行実施される。

 平成29年度「給付奨学金」の対象となるのは、平成29年度に大学(学部)、短期大学、専修学校(専門課程)に進学した人、および高等専門学校3年次から4年次に進級した人。このうち、「私立の大学などに自宅外から通学する住民税非課税世帯または生活保護受給世帯の人で、十分に満足できる高い学習成績を収めている人」「児童養護施設退所者など社会的養護を必要とする人」のいずれかに該当する人。

 給付月額は、国公立3万円、私立4万円。国立で授業料の全額免除を受ける場合は、給付月額が2万円に減額。社会的養護を必要とする人には、別途一時金として24万円が支給される。

 申込みは、在学校の奨学金窓口を通して実施。すでに募集を開始しており、5月25日に各学校から日本学生支援機構への推薦を締め切る。日本学生支援機構では、給付奨学金の希望者が申込みの機会を逸することのないよう周知徹底を図っており、申込みを検討・準備している人は、至急在学する学校の奨学金窓口に申し出て、必要書類を受け取り、申込みを行う必要があると呼び掛けている。
《奥山直美》

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