大学入試新テスト、私立大が抱える問題点とは…日本私立大学連盟

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  • 日本私立大学連盟「意見書(一部)」
 日本私立大学連盟は、センター試験に代わる新テストの内容を受けて、同連盟の考えを意見書にとりまとめ、6月9日に文部科学省へ提出した。私立大学が「大学入学共通テスト(仮称)」を利用する際の問題点を指摘している。

 文部科学省は、5月16日に高大接続改革の進捗状況について公表した。平成32年度から大学入試センター試験に代わり導入を予定している「大学入学共通テスト(仮称)」では、国語と数学に記述式問題を導入することや、英語で民間の資格試験を導入することなどを明らかにした。

 私立大学は既存のセンター入試の利用形態や入試日程などが多様なことから、「大学入学共通テスト(仮称)」を有効に活用できなくなるなど困難な状況を生じさせる問題が散見される、と日本私立大学連盟は指摘。文部科学省に対してさらなる改善を要求した。

 記述式問題の導入は、「大学入学共通テスト(仮称)」の難易度を高めると予想される。その結果、選抜性の高い大学を除く多くの私立大学で識別性が低いテストとなり、有効に活用できなくなる可能性が高いことから、作問や評価での工夫を求めた。

 このほか、英語の民間資格試験導入は、高校3年生で2回までの試験結果を大学に送付できるとされているが、経済的、地理的な制約から受検機会に格差が生じないような支援策を進めるよう要求した。

 また、大学入学共通テスト(仮称)の成績提供を現行より1週間程度遅らせ、一般選抜を1月25日~3月25日に前倒しすることが検討されている。これは、私立大学の定員管理を著しく阻害し、入試日程を定めることが極めて困難になると指摘した。
《工藤めぐみ》

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