国立科学博物館や海洋研究開発機構らは7月11日~10月1日、深海生物の展示やその謎に迫る特別展「深海2017 ~最深研究でせまる“生命”と“地球”」を国立科学博物館で開催している。料金は、一般・大学生1,600円、小・中・高校生600円、未就学児無料。 特別展「深海2017 ~最深研究でせまる“生命”と“地球”」は、国立科学博物館、海洋研究開発機構、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社が主催、文部科学省、日本動物園水族館協会の後援により開催される。 「生物発光」や「巨大生物」「超深海」などに焦点をあて、実物のほか最新映像を交えて紹介する。貴重な映像と生物標本による「生物発光シアター」では、深海生物全体の約9割を占めるという発光する能力を持つ深海生物について、何のために光るのか、どのように光るのかなど、発光の謎に迫る。 ダイオウイカなど深海の巨大生物についての展示のほか、最新の海底地震モニタリングネットワークの構築や、海底火山、海底地すべりの研究など、現在進められている深海調査による最新の研究成果も紹介する。 会期中には、研究者による記念講演も予定されている。7月28日には国立科学博物館動物研究部の長谷川和範氏による「貝類からみた日本周辺の深海動物相の成り立ち」、8月25日にはJAMSTEC地球深部探査センターの江口暢久氏、澤田郁郎氏、許正憲氏による「JFAST航海記」。いずれも当日先着順で参加を受け付けており、当日午後4時から講演会会場前で整理券が配布される。◆特別展「深海2017 ~最深研究でせまる“生命”と“地球”」会期:2017年7月11日(火)~10月1日(日)時間:9:00~17:00(金曜日・土曜日は20:00まで)※夏休み特別開館延長2017年8月13日(日)~17日(木)・20日(日)は9:00~18:00※入場は各終了時刻の30分前まで会場:国立科学博物館休館日:2017年7月18日(火)、9月4日(月)・11日(月)・19日(火)料金:一般・大人1,600円、小・中・高校生600円、未就学児無料