【大学受験2018】入試前予約の給付型奨学金、早大・慶應大が要項公表

 早稲田大学と慶應義塾大学は、2018年度一般入学試験の受験生を対象に、入試前に予約する給付型奨学金の要項を公表した。対象は首都圏以外の地方出身者で、申請は早稲田大学が10月16日~11月28日と2018年1月5日~1月26日。慶應義塾大学は11月1日~12月2日。

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 早稲田大学と慶應義塾大学は、2018年度一般入学試験の受験生を対象に、入試前に予約する給付型奨学金の要項を公表した。対象は首都圏以外の地方出身者で、申請は早稲田大学が10月16日~11月28日と2018年1月5日~1月26日。慶應義塾大学は11月1日~12月2日。

 早稲田大学の「めざせ!都の西北奨学金」は、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)以外の国内高等学校出身者で、学業成績が優秀であるにもかかわらず家計の事情で早稲田大学への進学を断念せざるを得ない受験生を対象にした奨学金。入学試験の出願前または出願期間中に申請し、書類選考で奨学金採用候補者として採用されると入学前に入学後の奨学金を予約ができる制度。

 申請資格は、2018年度一般入学試験、大学入試センター試験利用入学試験または新思考入学試験(地域連携型)を受験する者。一般・センター利用試験入試と新思考入試どちらも受験する場合でも申請は一度でよい。他大との併願もできる。そのほか、父母の「最新(平成28年中)の所得証明書」記載の収入・所得金額を合算した金額が給与・年金収入金額(控除前) 800万円未満、そのほか事業所得金額が350万円未満の者など。

 奨学金額は半期(春学期)分の授業料相当額(入学時納入金から免除)で、4年間継続する。採用候補者は約1,200人(第1回が約800人、第2回が約400人)。申請方法は、申請書類を大学学生部奨学課あてに郵送する。申請期間は第1回が10月16日~11月28日、第2回が2018年1月5日~1月26日。

 慶應義塾大学の「学問のすゝめ奨学金」は、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)以外の国内高等学校出身者で、人物および学業成績が優秀でもあるにもかかわらず経済的理由で慶應義塾大学への入学に困難をきたしている受験生に対し経済支援を行うもの。

 申請資格は、父母の「最新(平成28年度分)の所得証明書」記載の収入・所得金額を合算した金額が給与・年金収入金額1,000万円未満(税込)、事業所得金額514万円未満(税込)の者など。

 奨学生候補者数は500人で、奨学金は年額60万円(医学部は90万円、薬学部薬学科は80万円)。毎年の申請・審査で2年目以降も継続が可能で、入学年度を含めて最長4年間(医学部と薬学部薬学科は最長6年間)受給する。申請期間は11月1日~12月2日で、郵送で申し込む。選考は志望学部を問わず、出身高校の所在地のブロック別に行う。一般入学試験以外の入試制度で合格して入学する場合は、この奨学金を受けることはできない。

 どちらの大学も詳細はWebサイトで確認できる。また、奨学金の申請や選考は、一般入学試験の合否に影響を与えないと要項に明記している。

◆早稲田大学「めざせ!都の西北奨学金」
申請期間:
第1回2017年10月16日(金)~11月28日(火)消印有効
第2回2018年1月5日(金)~1月26日(金)消印有効

◆慶應義塾大学「学問のすゝめ奨学金」
申請期間:
2017年11月1日(水)~12月2日(土)消印有効
《田中志実》

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