夏休みに入り、志望校の選定をしている受験生も多いだろう。リセマムでは志望校選びの一助に、2017年度(平成29年度)の入試結果から国公立・私立大学医学部医学科の合格倍率や受験者数、入学辞退率をまとめた。 「医学部人気ランキング2017」は、2017年に実施された第111回医師国家試験における合格率トップ20の学校をピックアップし、医学部医学科の入試結果を調べた。各数値は代々木ゼミナールがWebサイトで公開している「2017年度入試結果」の一般入試の結果を参考にしている。 合格倍率(受験者数/合格者数)がもっとも高かったのは、「東邦大学医学部」22.59倍。ついで「東京医科大学」20.60倍、「順天堂大学医学部」17.52倍、「自治医科大学」16.54倍、「慶應義塾大学医学部」7.73倍と上位5大学はすべて私大が占めた。 受験者数が多い順にみると、1位「順天堂大学医学部」4,152人、2位「東京医科大学」3,687人、3位「東邦大学医学部」2,530人、4位「自治医科大学」2,035人、5位「慶應義塾大学医学部」1,384人と、これも上位5大学はすべて私大が占めた。 辞退率(合格者数と入学者数との差の、合格者数に対する割合)が低い順にみると、「自治医科大学」「三重大学医学部」「山形大学医学部」「九州大学医学部」の4大学は0%だった。なお、東邦大学医学部は入学者数に付属高校からの進学者15名を含むため、-2.7%となっている。 各項目でのトップ10は次のとおり。◆合格倍率トップ101位「東邦大学医学部」22.59倍2位「東京医科大学」20.60倍3位「順天堂大学医学部」17.52倍4位「自治医科大学」16.54倍5位「慶應義塾大学医学部」7.73倍6位「広島大学医学部」6.34倍7位「名古屋市立大学医学部」6.16倍8位「島根大学医学部」4.93倍9位「鳥取大学医学部」4.89倍10位「浜松医科大学」4.79倍◆受験者数トップ101位「順天堂大学医学部」4,152人2位「東京医科大学」3,687人3位「東邦大学医学部」2,530人4位「自治医科大学」2,035人5位「慶應義塾大学医学部」1,384人6位「広島大学医学部」653人7位「名古屋市立大学医学部」456人8位「鳥取大学医学部」435人9位「浜松医科大学」417人10位「山形大学医学部」399人◆辞退率(低い順)トップ101位「東邦大学医学部」-2.7%2位「自治医科大学」0.0%3位「三重大学医学部」0.0%4位「山形大学医学部」0.0%5位「九州大学医学部」0.0%6位「大阪大学医学部」1.0%7位「金沢大学医学部」1.2%8位「名古屋市立大学医学部」1.4%9位「浜松医科大学」2.3%10位「筑波大学医学専門学群」2.5%