大学生、半数以上は仕送り・小遣いなし…38%が家計簿で管理

 半数以上の大学生が、親から仕送りや小遣いをもらわずに生活していることが8月16日、セレスによる「大学生アルバイトの金銭感覚調査」の結果から明らかになった。家計簿をつけて支出を管理している大学生も4割近くいた。

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アルバイト代は毎月いくらか
  • アルバイト代は毎月いくらか
  • アルバイト代は毎月いくらか(アルバイトをしている大学生・居住環境別)
  • 家計簿などをつけ、支出を管理しているか
 半数以上の大学生が、親から仕送りや小遣いをもらわずに生活していることが8月16日、セレスによる「大学生アルバイトの金銭感覚調査」の結果から明らかになった。家計簿をつけて支出を管理している大学生も4割近くいた。

 「大学生アルバイトの金銭感覚調査」の対象は、全国の18~22歳の大学生男女。6月12日~7月18日、セレスが運営するアルバイト求人情報サイト「モッピージョブ」のモバイルリサーチで調査した。267人から有効回答を得た。

 アルバイトは、60.3%の大学生が「している」と回答。毎月のアルバイト代は、「1万円以上~4万円未満」が39.5%ともっとも多く、「4万円以上~7万円未満」30.5%、「1万円未満」14.4%、「7万円以上~10万円未満」11.4%と続いた。

 「親からの仕送り・小遣いはいくらもらっているか」という質問では、56.2%が「もらっていない」と回答。金額では、「1万円以上~4万円未満」が19.1%でもっとも多かった。

 実家暮らしの学生とそのほかの学生(1人暮らし、シェアハウス)を比較してみると、実家暮らしでは「親から小遣いをもらっていない」が64.5%、「アルバイトをしている」が61.1%を占め、自分の小遣いを自分で稼いでいる学生が多数派であった。小遣いの平均額は、毎月2~3万円程度だった。

 一方、実家以外で生活している学生の場合、「親から仕送り・小遣いをもらっていない」は29.7%、「アルバイトをしている」は57.8%。親からの仕送り額は1~7万円程度が相場で、さらに毎月のアルバイトで1~7万円程度を稼ぎ、毎月5~14万円程度のお金で生活費をやりくりしていることがうかがえる結果となっている。

 「家計簿などをつけ、支出を管理している」という学生は38.2%で、3人に1人の割合。アルバイトをしていない学生(30.2%)よりアルバイトをしている学生(43.5%)、実家暮らし(36.5%)より実家以外に住む学生(43.8%)の方が、家計簿をつけている割合が高かった。
《奥山直美》

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