自分に合う学問は?中高生向けキャリア支援プラットフォーム

 Coach For Allは、2020年の大学入試改革に向けた中高生のためのキャリア支援プラットフォーム「Coach For All」を開設した。コンテンツの閲覧履歴や自分が残した疑問から自分に向いている学問を把握することができるという。

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中高生のためのキャリア支援プラットフォーム「Coach For All」
  • 中高生のためのキャリア支援プラットフォーム「Coach For All」
  • 「青ペンコーチ」から、さらに問いの深掘りをしたくなるような承認・質問のフィードバックをもらう
  • 閲覧履歴から自分に向いている学問を把握できる
 Coach For Allは、2020年の大学入試改革に向けた中高生のためのキャリア支援プラットフォーム「Coach For All」を開設した。コンテンツの閲覧履歴や自分が残した疑問から自分に向いている学問を把握することができるという。

 広島大学発のベンチャー企業Coach For Allは、「すべての人が平等に、主体性と創造力を育める教育環境を整備すること」を目指し、教育に特化したコーチング研修や、課題発見力を身に付けるためのAIコーチンングなどを手がけている。

 新たに開設した「Coach For All」は、「日常知」から学問や職業を見通せるキャリア支援プラットフォーム。中高生に向けた16のテーマを設定し、そのテーマにおける問いの立て方を提示している。

 生徒は、コンテンツを読みながら新たに浮かんだ問いを記録し、「青ペンコーチ」と呼ばれる社会人や中高生から、さらに問いの深掘りをしたくなるような承認・質問のフィードバックをもらう。

 また、「アクセス解析」により生徒の閲覧履歴を見ることができるため、自分に向いている学問を把握でき、残した疑問を見ながら大学の志望理由を考えることもできる。

 2020年の大学入試改革後は、定量的な学力のほか、「なぜその大学なのか」「なぜその学問なのか」「大学で得た成果をどう社会に還元するのか」など定性的な面も評価され、より個別性の高いキャリア支援が求められる。

 学校以外の職場を経験していない教員が多い中、Coach For Allでは学問がどのように社会で生かされているのかを表すロードマップを社会人に示してもらうことで、キャリア支援に関わる教員の負担を軽減するツールにもなるという。

 Coach For Allは、現在開発している人工知能を活用したアバターによる「AIコーチ」を年明けに実装し、さらに生徒の「進路決定ステージ」を高めていきたいとしている。
《外岡紘代》

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