私大の初年度納付金、平均131万円…医学部は509万円

 文部科学省は平成29年12月26日、平成28年度の私立大学の学生納付金調査結果を発表した。初年度学生納付金は対前年度比0.6%増の131万6,816円。学部別にみると、医学部が509万1,266円ともっとも高かった。

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平成28年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人あたり)
  • 平成28年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人あたり)
  • 国公私立大学の授業料等の推移
 文部科学省は平成29年12月26日、平成28年度の私立大学の学生納付金調査結果を発表した。初年度学生納付金は対前年度比0.6%増の131万6,816円。学部別にみると、医学部が509万1,266円ともっとも高かった。

 学生納付金調査は、日本私立学校振興・共済事業団よりデータの提供を受け、私立大学(学部)576大学と私立短期大学306大学、私立高等専門学校3校を対象に実施。初年度学生納付金(授業料、入学料、施設設備費の合計)平均額の算定にあたっては、平成28年度入学定員を用いて加重平均している。

 私立大学の授業料は対前年度比1.1%増の877,735円、入学料は対前年度比1.0%減の253,461円、施設設備費は対前年度比0.6%増の18万5,620円、初年度学生納付金は対前年度比0.6%増の131万6,816円、実験実習料などを含めた初年度に納める総額は対前年度比0.4%増の144万3,967円。

 初年度学生納付金を学部別にみると、「医学部」が509万1,266円ともっとも高く、「歯学部」428万9,239円、「薬学部」208万1,075円、「芸術学部」164万1,568円などが続いた。一方、「神・仏教学部」が110万2,587円ともっとも安かった。

 一方、平成28年度の国公立大学の授業料について、国立大学は授業料が53万5,800円、入学料が28万2,000円。公立大学は授業料が53万7,809円、入学料(地域外からの入学者の平均)が39万3,426円だった。

 このほか、文部科学省のWebサイトには、私立短期大学や私立高等専門学校、私立大学大学院の学生納付金が掲載されている。
《工藤めぐみ》

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