【2017年重大ニュース-未就学児】幼児教育無償化、待機児童や育休取得率

 乳幼児や幼児に関する幼児教育や生活習慣の話題など、リセマムが選ぶ2017年の「未就学児」重大ニュースを発表する。

教育・受験 未就学児
リセマムが選ぶ、2017年の重大ニュース<未就学児>
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 未就学児に関する2017年のニュースを振り返るうえで、避けて通れない話題は「幼児教育の無償化」だろう。10月の第48回衆議院議員総選挙(衆院選)の争点となっただけでなく、子育て世代を中心に国民全体を巻き込んだ激論へ発展した。

2017年を振り返る 未就学児 重大ニュース



 乳幼児や幼児に関する幼児教育や生活習慣の話題など、リセマムが選ぶ2017年の「未就学児」重大ニュースを発表する。中学受験生、高校受験生向けには、入学試験「社会」でねらわれやすい時事問題を紹介している。あわせてご覧いただきたい。

「エリート校」の側面見直し…国立大附属校の選抜法、検討進む


https://resemom.jp/article/2017/05/11/38049.html
 国立大学附属学校の児童生徒受入れや選考方法の在り方について、議論されている内容を取り上げた。国立大学附属学校については、過去には「特定の層しか入学できない受験校ではなく、誰でも入れる学校であるべき」といった声や、組織改編を求める姿勢を求める意見があがっている。議論をふまえ、国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議が8月29日にまとめた報告書は文部科学省Webサイト内ので確認できる。PDF該当箇所は25頁。報告書では、「すべての国立大学附属学校は、附属学校の本来の使命・役割に立ち返り、多様な入学者選考の方法を実施すべき」とまとめられている。

男性の育休取得率、過去最高でも3.16%…女性81.8%と大差


https://resemom.jp/article/2017/05/31/38393.html
 厚生労働省が5月30日に発表した「平成28年度雇用均等基本調査」の速報版。育児休業取得者の割合は女性81.8%、男性3.16%だった。男性は過去最高の取得率を記録したが、一桁台の数字という現実からは、母親の「ワンオペ育児」が垣間見えるとする意見があった。

待機児童は2万6千人、大田区や目黒区で300人超増加…厚労省調査


https://resemom.jp/article/2017/09/01/40147.html
 厚生労働省が9月1日に発表した、保育所などの待機児童の状況調査。待機児童が100人以上増加したのは、大田区(343人増)、目黒区(318人増)、習志野市(268人増)など13市区。一方、待機児童が100人以上減少したのは、那覇市(359人減)、世田谷区(337人減)、北区(150人減)など10市区だった。12月25日には、過去に待機児童ゼロを実現させたことが話題を呼んだ、横浜市を含む神奈川県の待機児童数状況を紹介した。

2017年の出生数、推計94万1千人…2年連続100万人割れ


https://resemom.jp/article/2017/12/22/42014.html
 厚生労働省は12月22日、2017年(平成29年)人口動態統計の年間推計を発表した。日本における日本人の出生数と死亡数、婚姻件数、離婚件数および死産数などを推計した結果、出生数は94万1,000人で、統計調査を開始した1889年(明治32年)以来過去最低数となる見込み。少子化が呼び起こす社会問題が「2018年問題」とも称されるなか、子どもと歩む未来への不安や、少子化対策の必要性を再認識する推計結果となった。

3-5歳の幼児教育無償化…人づくり革命に2兆円


https://resemom.jp/article/2017/09/26/40526.html
 9月25日時点での経済財政諮問会議内容。3~5歳の幼稚園・保育所の費用を無償化し、0~2歳は所得が低い家庭で無償化すると表明していた。その後、12月19日に公開された「人づくり革命」中間報告案では、2019年4月から一部、2020年4月から全面的に3~5歳児の幼稚園、保育所、認定こども園の費用の無償化をスタートさせるとされている。

「人づくり革命」中間報告案、2020年春から高等教育を一部無償化


https://resemom.jp/article/2017/12/19/41943.html
 政府の「人生100年時代構想会議」は平成29年12月19日、中間報告案を公表した。高等教育の負担軽減については給付型奨学金の支給額を大幅に増やすなどして、低所得者層の進学を支援。私立高校授業料は、2020年度までに低所得世帯を対象に実質無償化するとした。リセマムに寄せられたコメントでは、「ずっと言われてきた幼児教育無償化の道筋がやっと見えてきた」「実際に自分が子育て世代となり、身にしみて子育て世代の大変さを感じることが増えました。子育て中の家庭は実現を望む大きな話題だった」とする声があった。

スマホの利用の低年齢化進む、1歳児で4割に利用経験


https://resemom.jp/article/2017/02/06/36364.html
 スマートフォンの利用経験がある子どもは「1歳児で4割」という結果だった。ほかの家庭は、子どもにスマホやタブレットをどの程度利用させるかという、保護者ならではの悩みを客観的に把握できる調査。総務省が2015年3月に実施した調査と比較すると、0歳児で10ポイント、1~6歳児では20ポイント以上も増加しており、短期間に利用の低年齢化がさらに進んでいることがわかる。5月に内閣府が発表した「低年齢層の子どものインターネット利用環境実態調査」を紹介した記事「0-9歳の子ども39.2%がネット利用、8割は動画を視聴」では、インターネットにおけるコミュニケーションや情報検索は7歳から利用割合が大きく増加することが明らかになっている。

11/19は「いい育児の日」キーワードは笑顔・伸び伸び・会話


https://resemom.jp/article/2017/10/31/41121.html
 国内最大級の「子供とおでかけ情報サイト『いこーよ』」を運営するアクトインディが、いい育児のキーワードや育児で一番難しいことなどを調べた母親調査。子育て中の母親から「子どもが生まれてから、『良い育て方』『良い母親』像のようなものがプレッシャーになることが少なからずありました。(調査結果を見て)気負わず伸び伸び育児を楽しむ習慣ができれば」との積極的な意見があった。育児情報があふれるなか、楽しんで子育てをするためのヒントにできそうだ。

夏休みは「ラン活」がピーク、59%は8月までに購入


https://resemom.jp/article/2017/07/27/39470.html
 2015年、2016年に続き今年もランドセル業界に勢いがあった。「ラン活(らんかつ)」とは、「ランドセル(選び)活動」の略語。小学校入学を控えた子どものランドセルを選んだり、購入するために情報収集をしたり、店舗へ足を運んだりと、購入のために実施する活動を指す。かつては秋以降か年末の帰省時に選ぶもの、というイメージがあったランドセルだが、近年は選び始める時期が早期化しており、素材や色、デザインなど、選択肢が広がったことにより高級志向や個性を重視した「ラン活」が目立っている。
《編集部》

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