0-9歳の子ども39.2%がネット利用、8割は動画を視聴

 内閣府は5月19日、「低年齢層の子どものインターネット利用環境実態調査」の調査結果を公表した。これによるといずれかの機器でインターネットを利用する子どもは39.2%にのぼり、利用状況は85.4%が動画視聴との回答が得られた。

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子どものインターネットの利用状況-1
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  • 子どものインターネット上の経験
  • 子どものインターネット利用に関する保護者の取組(スマートフォン)
  • 保護者のインターネットに関する啓発や学習の経験
 内閣府は5月19日、「低年齢層の子どものインターネット利用環境実態調査」の調査結果を公表した。これによるといずれかの機器でインターネットを利用する子どもは39.2%にのぼり、利用状況は85.4%が動画視聴との回答が得られた。

 調査は、「青少年のインターネット利用環境実態調査」の対象年齢変更の検討を行うための基礎資料を得ることを目的とし、平成29年1月12日から1月30日にかけて実施。調査地域は日本全国で、0歳から満9歳までの子どもの保護者2,000名を対象に実施し、1,550名の回答が得られた。

 子どものインターネット利用状況は、いずれかの機器でインターネットを利用する子どもは39.2%。年齢が上がるとともに利用率は多くなっており、インターネットを利用する機器はスマートフォン(19.4%)、タブレット(18.3%)、携帯ゲーム機(7.2%)が上位を占めた。また、子ども専用の機器を持っている率は43.8%で、そのうち88.5%が学習用タブレット、80.5%が子ども向け携帯電話だった。

 いずれかの機器でインターネットを利用している子どものうち、ひとりで操作することがあるのは77.5%で、その際使用している機器は携帯ゲーム機が88.4%、携帯電話の契約が切れたスマートフォンが86.7%。

 利用内容については、上位3位は動画視聴(85.4%)、ゲーム(65.8%)、知育(言葉、数遊びなど)(30.4%)で、このうち動画視聴は全年齢で多く、ゲームは年齢が上がるとともに多くなっている。また、コミュニケーションや情報検索は7歳から利用割合が大きく増加することがわかった。

 このほか、「子どものインターネット利用状況」「子どものインターネット上の経験」のほか、「子どものインターネット利用に関する保護者の取り組み(スマートフォン)」「保護者のインターネットに関する啓発や学習の経験」「家庭のルール」「保護者のフィルタリングの認知」など、保護者に向けた調査も実施し、結果を公表している。
《鶴田雅美》

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