夏休みは「ラン活」がピーク、59%は8月までに購入

 ランドセルメーカーのセイバンは、2017年4月に小学校に入学する子どもを持つ家庭を対象に「最新ランドセル選びに関する調査」を実施。45%の家庭は7~8月の夏休み期間にランドセルを購入しており、7~8月を含めた全体を見ると59%が8月までに購入していた。

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ランドセルの購入時期
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  • 購入したランドセルの価格帯
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  • セイバン「最新ランドセル選びに関する調査」(画像はイメージ)
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 ランドセルメーカーのセイバンは、2017年4月に小学校に入学する子どもを持つ家庭を対象に「最新ランドセル選びに関する調査」を実施。45%の家庭は7~8月の夏休み期間にランドセルを購入しており、7~8月を含めた全体を見ると59%は夏休みが終わるまでに購入を済ませている実態が明らかになった。

 小学校入学のシンボルであるランドセル。昨今カラーやデザインなどが多様化し、人気商品はすぐに完売してしまうなど、ランドセル事情は昔と比べて目まぐるしく変化している。そのため、ランドセル市場の動き出しも年々早期化し、ランドセル購入までの準備活動である「ラン活(ランドセル活動)」が両親だけでなく祖父母を巻き込んだ3世代の一大イベントとなるなど、ランドセル選びに悩む家庭は増えているという。

 セイバンはそうした状況を踏まえ、2017年1月に、4月に小学校に入学する子どもを持つ家庭を対象にインターネットで調査を実施。300名の有効回答を得た。

 ランドセルの購入時期は7~8月が45%ともっとも多く、約半数を占めた。特に祖父母と会う機会が増えるお盆にかけてがピークとなっているようだ。7~8月を含め、4月~8月までに購入を済ませる割合は59%に達しており、「夏休みが終わるまでに購入する」のが1つの基準になっていることがうかがえた。

 購入したランドセルの価格帯は「50,000~59,999円」が27%、ついで「60,000~69,999円」21%という結果に。50,000円~69,999円の価格帯での購入が48%と約半数を占めており、ランドセル価格の相場となっているようだ。購入者については、1位「母方の親」39%、2位「父方の親」32%と、合わせて71%が祖父母となっており、祖父母からの贈り物として定着しているようすが見られた。

 ランドセルの購入場所については、総合スーパーが40%と多くの回答を集めた。日常的に足を運びやすく、さまざまなメーカーのランドセルを背負い比べできる場所として支持されているようだ。そのほか「オンラインショップ」19%、「専門店」14%、ランドセルメーカーの「直営店」10%、「百貨店」8%と回答が分かれ、ランドセル選びの場が多様化しているようすがうかがえる結果となった。

 購入したランドセルの皮の素材として、もっとも多く選ばれたのはクラリーノなどの人工皮革で約8割が選択しているという結果に。本革は「牛革」18%、「コードバン」3%と少数派で、軽さや雨・キズに強く手入れがしやすいといった機能性や豊富なカラーリングという点で人工皮革が支持を集めているようだ。また、カラーについては、男の子は、1位「黒系」が75%と2位以下に大きく差をつけているのに対し。女の子は、1位「ピンク系」31%、2位「茶系」21%、3位「紫系」19%という結果に。かつての王道であった「赤系」13%は4位となり、好きなカラーを自由に選んでいる傾向が見られた。

 セイバンのオフィシャルサイト「ためになる!ランドセル広場」コーナーでは、ランドセルにまつわる知識や直近の人気商品ランキングなどを掲載。今回実施した「最新ランドセル選びに関する調査」の結果なども見ることができる。
《畑山望》

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