ゲームで学ぶプログラミング「QUREO」上野朝大氏が語るこれから

 インターネットテレビ局「AbemaTV」の運営やインターネット広告事業を展開しているサイバーエージェントは、2018年2月19日・渋谷マークシティにて小学生向けオンラインプログラミング学習サービス「QUREO(キュレオ)」の事業者向け導入説明会を行いました。

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ゲームを通してプログラミングを学べる「QUREO(キュレオ)」ーー事業者説明会からみる「プログラミング学習」の今とは?
  • ゲームを通してプログラミングを学べる「QUREO(キュレオ)」ーー事業者説明会からみる「プログラミング学習」の今とは?
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インターネットテレビ局「AbemaTV」の運営やインターネット広告事業を展開しているサイバーエージェントは、2月19日・渋谷マークシティにて小学生向けオンラインプログラミング学習サービス「QUREO(キュレオ)」の事業者向け導入説明会を行いました。


「QUREO(キュレオ)」はサイバーエージェント子会社であるCA Tech Kidsと『グリモア~私立グリモワール魔法学園~』などを手がけるアプリボットの開発・運用力を活かした小学生向けのオンラインプログラミング学習サービスです。プログラミング未経験のこどもでも楽しく、自発的に学習を進めることができ、本格的なプログラミングの基礎となる技術力を身に付けることができる学習サービスとなります。

CA Tech Kids代表の上野 朝大氏から「プログラミング教育の今と未来」についてのプレゼンテーションから本説明会は開始。会場にはプログラミングを活用した学習ツールの導入を検討する塾や事業者関係者が100名ほど集まりました。


CA Tech Kidsは「Techをkidsに教える会社」として小学生を対象にしたプログラミング事業を行っており、2013年に会社を設立、現在1,000名程度の小学生が教室に通っています。全国に8ヶ所の教室があり、教室や小学生のためのプログラミング入門ワークショップなどを開催しています。「プログラミングは楽しい」ということを感じてもらうことをもちろん、更にレベルの高い学びを求める学生に対しては、奨学金制度やコンテストの機会を設けています。プログラミングを学ぶことで「論理的な考え方/プログラミング的思考」を身につけ、「自分のアイディアを実現できるような人材」を育てられる教育を行っているとのことです。

プログラミング教室を取り巻く世の中の流れは
2020年には小学校の学習において「プログラミング教育必修化」も決定しており、世間のプログラミングへの関心は高まる一方です。習い事ランキング上位にも「プログラミング」が名を連ねるようになり、必修化を景気として親御さんの関心も高まっている状況です。CA Tech Kidsも、もともと渋谷校は60名程度の生徒しかいませんでしたが、現在生徒数は20倍にまでに増加しており、名実ともに関心が高まっているのが分かります。


教室を開く事業者も増えており、2015年に4億円という小さい規模でしたが、現在は12億円規模となっており、成長率としては2ケタ成長となっています。成長率は著しく増えており教育業界からみても新たなビジネスになるのでは、という見方が強いようです。

一方で教室を開く際には、「教材・指導ノウハウが無い」、「教えられる人材が少ない」といった問題点があります。国語算数理科社会であれば、学年ごとに習う内容や教材が既にありますが、プログラミング領域においては、何をどうやって、何年生ぐらいからやればいいのか、といった部分が確立・流通されていません。また小学生でも使えるプログラミングツールはさまざまありますが、カリキュラムは各教教室の教師が行う必要があります。教師はプログラミング経験者、子供とコミュニケーションがとれる人材が望まれますが、そういった人材はあまりおらず、且つ非常にスキルが必要になってきます。地方などは都心に比べるとより人材確保が困難な環境となっているようです。

「QUREO(キュレオ)」はCA Tech Kidsのカリキュラムと指導ノウハウをフルに活かしたプログラミング学習サービスとなっており、単にプログラムを学ぶだけでなく、ストーリーなどもついており、ゲームライクな内容となっています。


ビジュアルプログラミングベースのツールとなっており、サイバーエージェントが手がけるゲーム内の画像などを素材として利用することが可能。複数のステージが用意されており、ステージごとに多数のレッスンが用意されています。「レッスンひとつに対してひとつのゲームをつくる」という概念を入れており、それを踏まえてプログラミングの概念を学んでもらうスタイル。「動かす」という概念を理解してもらうための動画を毎回こどもに見てもらい、プログラミングを学んでもらいます。こどもが誤ったコードを書きながら進まないような動線になっていて、JavaScriptやJSなどのテキストコードを書かずとも、ブロックを動かすだけでキャラクターを動かすことができ、子供がひとりで遊んでもプログラミングの概念を学べる設計となっています。



ステージをクリアするとレベルが上がり、自由にプログラミングを行うことができる「フリーエディタ」内で利用できる画像素材を獲得することができます。


「お手本を見て→実装をして→レッスンクリア」というループを300レッスン行うことで、最終的にはリストや関数の概念を学べる内容となっていて、すべてのレッスンを学ぶことで、Flashゲームのようなゲームを開発できるスキルを身につけることができるようです。


「QUREO(キュレオ)」の利用料金は、12ヶ月契約は1,240円/月(税込み)、1ヶ月契約は2,480円/月(税込み)となっており、20レッスンまでは無料で体験することができます。また現在1ヶ月無料キャンペーンを実施中とのことです。

ゲームを通してプログラミングを学べる「QUREO(キュレオ)」ーー事業者説明会からみる「プログラミング学習」の今とは?

《森 元行@INSIDE》

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